骨造成を回避する治療法

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短いインプラントと細いインプラント

何らかの原因により、骨造成術を敬遠する患者さんにとって、短いインプラントや細いインプラントを用いたインプラント治療を行うことは低侵襲な治療が提供でき、有効な場合があります。
しかし、どのような症例にも短いインプラントや細いインプラントが望ましいわけではなく、通常は長さ9mm以上、径4mm程度のインプラントを用いることが大切です。

短いインプラント

長さ6mmのインプラント

当院で使用しているアストラテックインプラントには長さ6mmのインプラントがあります。
3.6mmから5.4mmの4種類の径が用意されていることから、様々な部位に用いることができます。

長さ6mmのインプラント1

上顎洞への骨造成を避けて6mmインプラントを埋入しました。この患者さんはご高齢あり、低侵襲な手術を行うことができたため、患者さんへのストレスの軽減ができました。

長さ6mmのインプラント2

下顎管までの距離が乏しい症例に6mmインプラントを用いました。骨造成を伴うことなく低侵襲なインプラント治療を行うことができました。

細いインプラント

径が3mmのインプラント

当院で使用しているアストラテックインプラントシステムには径が3mmのインプラントがあります。 下顎の前歯や上顎前歯の細い部位に使用することができます。径が細いため奥歯に用いることは禁忌です。

大変細い部位には3mmの細いインプラントは有効

前歯に乳歯が残っていて、先天的に永久歯がない患者さんです。このように大変細い部位には3mmの細いインプラントは有効です。

乳歯抜歯と同時にインプラントを埋入

乳歯抜歯と同時にインプラントを埋入しました。綺麗に仕上がり、患者さんも大変喜ばれました。