インプラント

インプラント治療のご案内

歯を失うとどうなる??

歯を1本でもなくしてみると歯以外にもさまざまなものを失うことに気づくと思います。
自然に微笑むことができなくなったり、ご自身が好むものを噛めなくなることもあるでしょう。口や歯がいつも気になり、残っている歯までもが不快に感じられることもあるでしょう。また、肩こりや頭痛に悩まされたり、はっきりしゃべれなくなることもあると思います。

歯を失うとどうなる

もちろん、歯を失ったことで生じる影響は人それぞれ違うと考えます。それは具体的にどの部分の歯を失ったかによっても異なってくると思います。歯冠だけを失った場合には歯の見える部分もなくしたことになりますが、歯根も失った場合には、歯の見えない部分もなくしたことになります。歯根は歯を歯槽骨に固定し、歯冠をしっかりと支える部分です。 歯根がなくなると、抜けた歯の周りの骨は徐々にやせていくことになり、残った健康な歯が動いてきて、やがてしっかりと噛むことができなくなる恐れも出てきます。

欠損部に対する治療法について

下記の表では、入れ歯・インプラント・ブリッジの比較を示しております。

入れ歯・インプラント・ブリッジ

それぞれの治療法で機能回復を図ることは可能です。 それぞれの治療に利点・欠点がございます。

インプラント ブリッジ 入れ歯
インプラント ブリッジ 入れ歯
天然歯のように顎の骨に固定するので、違和感がなく噛むことができます。
噛む力は天然歯の約80%回復することができるので、固いものを噛むことができるようになります。
隣の歯を削る必要がありません。
見た目が天然歯に近い。
良く噛めることは全身的な健康にも良い影響を与えます。
健康な歯を傷つけることなく、失った歯を補うことができる。
入れ歯でお困りの患者さんにとっては固定式の歯を装着することができるので、咀嚼効率が上がる。
固定式であるため装着しても違和感があまりありません。
人工の歯の材料を選択することにより天然の歯と遜色のない審美的な修復が可能です。
ブリッジでは適応できないような大きな欠損に有効です。
ブリッジのように健全な歯を削らずに補えます。(削る替わりにバネで固定する場合もあります)
インプラントを顎の骨に埋め込む手術が必要です。
全身の疾患がある場合には治療できない場合があります。
インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診が必要です。
保険外診療となるため治療費が高い。
外科手術を伴うため、術後の痛みや腫れがある。
インプラントは骨との結合率(オッセオインテグレーション)は100%ではないため、再手術が必要となることもある。
インプラントの破折やアバットメント破損の可能性がある。
ブリッジを支え、固定するために、たとえ健康な場合でも両隣の歯を削る必要があります。
支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合があります。
ポンティック(ブリッジの橋の部分)の下部の歯肉との間の部分に食べ物カスがつまり、口の中が不衛生になりやすいと思われます。
空気がもれて発音が困難になることがあります。
バネによる隣の歯への負担が大きい。
噛む力が健康な状態に比べて30~40%くらいになります。
取り外して手入れをする必要があります。
すぐにガタつきやすい。
口の中に違和感を感じやすい。
食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすいと思われます。
インプラントは保険適用外であるので自由診療となります。
手術の難易度、埋め込み本数により必要な費用が算定されます。
保険適用材料を使用する場合はその保険点数内となります。
使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もあります。
保険適用材料を使用する場合はその保険点数内です。
使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もあります。
入れ歯・インプラント・ブリッジ

インプラントの構造

インプラントの構造

A:歯槽骨に植立されるインプラント体(インプラント埋入手術)
B:インプラントと上部構造体を繋ぐアバットメント
C:上部構造(被せる歯)

天然歯とインプラントの周囲組織の違い

天然歯とインプラントの周囲組織の違い

ご自身の歯とインプラントは周囲組織構造が違います。
インプラントは自覚症状なしで、周囲の炎症が進行しますのでご自身の歯と同様に、定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です。

歯肉炎とインプラント周囲粘膜炎

ご自身の歯の歯肉炎とインプラント周囲粘膜炎は似たような反応を有します。周りの骨まで炎症は広がっていませんが、この状態を放置すると周囲骨の吸収が始まります。

歯周病とインプラント周囲炎

歯周病とインプラント周囲炎

ご自身の歯の歯肉炎やインプラント周囲粘膜炎を放置すると周囲骨の吸収が始まります。更に放置するとご自身の歯やインプラントがぐらついてきて抜け落ちてしまいます。

当院で使用しているインプラント
アストラテックインプラントシステム(スウェーデン)

当院で使用しているインプラントアストラテックインプラントシステム(スウェーデン)

当院では開業以来スウェーデン製のアストラテックインプラントシステムを臨床導入しております。インプラント治療においてインプラント周囲骨が吸収することは是が非でも避けたいことです。アストラテックインプラントシステムは経年的な骨の吸収が少ないという特徴があり、我々も24年間使用してそれを実感しております。

当院で使用しているインプラント アストラテックインプラントシステム(スウェーデン)

アバットメントって??

骨の中に埋入されたインプラントと被せ物(上部構造)をつなぐ首の役割をするもので、セメント固定式(ご自身の歯の被せ物と一緒でセメントを使用して装着)とスクリュー固定式(被せ物を取り外しできる)のアバットメントがあります。

アバットメントって

1997年から2019年、当院のインプラント埋入本数

当院のインプラント埋入本数

長期経過症例1(23年経過も良好な状態を維持しております)

初診時

1998年、右下奥歯の歯根破折を認め、インプラント治療を行いました

初診時

23年目

2020年、23年目の状態です。インプラント周囲に異常を認めず、良好な状態です。この患者さんは年に4回メンテナンスを欠かさず行っております。

23年目
23年目
23年目

長期経過症例2(21年経過も良好な状態を維持しております)

2020年 治療終了から21年経過した状態です。インプラント周囲に異常を認めず、良好な状態を保っております。この患者さんは年に2回メンテナンスを欠かさず行っております。

初診時

初診時
初診時
初診時
初診時

インプラント専用オペ室

たけした歯科は、年間300名ほどの患者さんに700本のインプラント治療を行っております。スタンダードな症例からアドバンスな症例まで幅広く行うことにより、大学病院に匹敵するようなスキル・設備をご用意致しました。
また、感染管理を強く意識し、患者さんへの安全性を確保するよう整備しております。

カウンセリングルーム

カウンセリングルーム

カウンセリングルーム

オペ室(オペライト)

オペ室(オペライト)

オペ室(オペライト)

滅菌器具・器材収納(手指消毒・洗浄滅菌器)

滅菌器具・器材収納(手指消毒・洗浄滅菌器)

滅菌器具・器材収納(手指消毒・洗浄滅菌器)

クリーンエリア

クリーンエリア

クリーンエリア

デンタルCT

デンタルCT

デンタルCT

手術記録(手術記録は映像管理もしております)

手術記録(手術記録は映像管理もしております)

手術記録(手術記録は映像管理もしております)

インプラント治療を行う前に
患者さんにご理解いただきたいこと

現在まで多くのインプラント治療を行ってまいりました。自院のオリジナルデータでインプラント治療の検証をすることが可能なことは、我々にとって大きな財産であり、患者にとっては当院で行っているインプラント治療の実際からお話しする内容は理解しやすいと思います。
必ずしもインプラント治療だけが良い治療ではありません。入れ歯やブリッジの説明をさせていただき、インプラント治療を希望された患者さんには治療に対する同意書を頂戴する際に以下のことをご説明しております。

1. インプラントと骨の結合は100%ではないこと
当院のデータでは約1%程度ですが、1回目の埋入手術で骨と結合しなかったという結果となっております。再埋入手術は治療費の請求は致しませんが、治療期間が延びることをご理解ください。
これはあくまでも現段階での結果ですが2回目の手術ではほぼ100%骨との結合が得られています。

2. インプラントは力のかかり方やコンポーネントの経年劣化で、インプラント体が破折したり、アバットメントスクリューの破損を認めることがあります。当院のデータでは0.4%の発生率となっております。 このようなことを可能な限り防ぐためには定期的なチェックが必要となります。

インプラント治療を行う前に 患者さんにご理解いただきたいこと

インプラント体破折

3. 安定しているインプラントは動きません。天然歯は歯根膜の存在により力をコントロールすることができますが、インプラントは骨とダイレクトに結合に結合しているため、歯根膜のようなストレスブレーカーが存在しません。そのため、上部構造がすり減ったり、破損したりことがあります。患者さんに「インプラントの歯は車のタイヤと一緒ですり減ったり、外的な刺激でパンクしたりすることがあります。歯は毎日の食事でかなりの仕事をしていますので車でもメンテナンスがあるように、インプラントにもメンテナンスは不可欠です。」とご説明します。併せて、上部構造は修理改変が必要な時期は必ずあることもご説明しております。

インプラント治療を行う前に 患者さんにご理解いただきたいこと

経年的な変化(上部構造すり減りや破損)

当院のインプラントの埋入本数

インプラント上部構造装着様式

インプラント上部構造装着様式

インプラント上部構造装着様式は大きく分けるとセメントで固定するものとスクリューで固定するものがあります。
当院では2009年ぐらいまではセメント固定式を多く用いていましたが、インプラント上部構造には修理改変が必要な場面を多く経験しましたので、近年は何か問題を生じた場合に容易に上部構造の取り外しを行うことができるスクリュー固定式を用いることが多くなっております。

セメント固定式

セメント固定式

右下奥歯2本のインプラント治療を行った症例です。上部構造はセメント固定式を用いました。
当院ではセメント固定式の場合は95%以上の症例で仮着セメントを用いております。仮着セメントにする理由は、上部構造の修理改変やアバットメントのネジの緩みに対して、上部構造を硬いセメントで着けてしまうと上部構造を壊して処置を施さなければならなくなるので患者さんの負担が増してしまうことを防ぐことにあります。
仮着セメントでは不安に感じる患者さんもおられますが、20年以上一度も外れたことがない患者さんもおり、大半の患者さんは問題なくお過ごしいただいておりますが、かみ合わせなどで仮着セメントでは不安な患者さんは硬いセメントで装着することもあります。

スクリュー固定式1

スクリュー固定式1

ユニアバットを用いたスクリュー固定式の症例です。ユニアバットメントとはこのようにテーパーがついた高さの低いアバットメントです。その上から、上部構造をスクリュー(ねじ)で装着する治療法です。

スクリュー固定式1

スクリューで止める治療法ですので、かみ合わせの面にアクセスホールがありますが、かみ合わせが落ち着くまでは仮の蓋で封鎖し、その後問題なければ白いプラステックが蓋をします。 何か問題があれば蓋を外してスクリューを緩めれば容易に上部構造を外すことができます。

スクリュー固定式2

スクリュー固定式2

1歯ずつ装着したい場合は、アバットメントに上部構造を接着してスクリュー固定式として装着する治療法を用います。
スクリューで止める治療法ですので、かみ合わせの面にアクセスホールがありますが、かみ合わせが落ち着くまでは仮の蓋で封鎖し、その後問題なければ白いプラステックが蓋をします。何か問題があれば蓋を外してスクリューを緩めれば容易に上部構造を外すことができます。

インプラント治療の流れ
治療説明からインプラント埋入手術まで

初診時パノラマ レントゲン診断

インプラント治療を希望される患者さんには、通常の歯科治療を同様に主訴・現病歴・内科的既往歴・歯科的治療歴をお聞きし、現在のお口の中の問題点を模索していきます。

それでは、当院での一症例を通してインプラント治療の流れをご説明致します。

初診時パノラマ レントゲン診断

パノラマレントゲン診断はお口全体の状態把握にとても有効な診断法です。この患者さんは左下奥歯が腫れて痛く動いているという主訴で来院されました。(赤丸の部分)

初診時パノラマ レントゲン診断

まずは、パノラマレントゲンでの問題点を抽出し、患者さんへご説明致します。
こちらの症例は左下奥歯に歯根破折(歯の根が割れている)を認め、その他、虫歯や根尖病変、親知らずの存在などを認めます。このように歯科医院で一般的に撮影するパノラマレントゲン写真では様々なことがわかります。

初診時パノラマ レントゲン診断

当院ではインプラント治療だけではなく、お口の中全体に問題がある患者には治療開始前にお口の中の写真を撮影させていただいております。
我々が患者さんの治療計画を立案する際に、写真をじっくり観察すると問題点が見えてきます。また、患者さんへ実際に写真でご説明することにより、患者さんの理解度は深まります。

初診時パノラマ レントゲン診断

当院ではインプラント治療だけではなく、お口の中全体に問題がある患者には治療開始前にお口の中の模型を採らさせていただいております。
我々が患者さんの治療計画を立案する際に、模型をじっくり観察すると問題点や改善すべき点が見えてきます。また、患者さんへ実際に模型でご説明することにより、患者さんの理解度は深まります。

問題の歯のデンタルレントゲン写真と歯周ポケット測定

問題の歯のデンタルレントゲン写真と歯周ポケット測定

問題となっている歯(左下奥歯)のデンタルレントゲンと歯周ポケット測定値です。
デンタルレントゲン写真では赤丸で示している部分に透過像(黒く色が抜けている部分)を認めます。これは歯根の周りの骨が溶けている(骨が無くなっている)状況を示します。
また、歯周ポケット測定値は健康であれば3ミリ程度ですが、強い炎症がある歯は10ミリ以上の歯周ポケット値を認めます。この数値でも歯槽骨の吸収(歯根のまわりの骨が溶けている)を確認することができます。

問題の歯のCTレントゲン写真

問題の歯のCTレントゲン写真

パノラマレントゲンやデンタルレントゲンでの診断後、3次元的に問題のある歯を診るためにCTレントゲン写真を撮影します。 CTレントゲン写真は病変の大きさや骨幅、骨の高さ、骨質、下顎管や上顎洞の存在確認などを行います。インプラント治療においてはCTレントゲン写真による診断は安心安全インプラント治療を行ううえで必須項目となります。
赤丸では歯根周囲に大きな病巣を認めます。黄色い矢印で示す下顎管とは下顎骨の内部にある管状の組織のことで、その中を下歯槽動静脈という血管や、下歯槽神経という神経が通っています。下顎管を損傷してしまうと重篤な問題を起こしてしまいますので、下顎インプラント治療においては最も注意しておかなければなりません。

診断名:左下7番の歯根破折による根尖性歯周炎

 

治療目標:左下7番抜歯後インプラント治療に機能回復を図る

本症例の診断名は左下7番歯根は破折であり、残念ながら抜歯の対象となります。抜歯後失った部位を補うためには、入れ歯もしくはインプラントにて機能回復を図る必要があります。 患者さんにそれぞれの利点欠点をご説明し、インプラント治療にて機能回復を図ることを目標としました。
どのような理由で患歯を抜歯するする必要があり、失った歯を補うにはどのような治療法が賢明か目標を定めてご説明することで患者さんの理解が深まります。

問題の歯のCTレントゲン写真

左下7番を抜歯しました。→の部分で歯根破折を認めます。

問題の歯のCTレントゲン写真

抜歯後は2ヶ月に1度CTレントゲン写真で骨の回復具合を確認しました。
我々は、組織(歯茎や骨)の治癒(治り方)は非常に大切と考え、急がば回れではないですが、このように慎重に骨の回復を待ってインプラント埋入手術計画を立てるようにしております。

CTデータと模型を重ね合わせて埋入手術計画を行います

CTデータと模型を重ね合わせて埋入手術計画を行います

インプラント埋入手術計画はCTデータとお口の模型を重ね合わせて行います。
そうすることによって、インプラント治療をを計画している歯の位置関係を確認でき、かみ合わせの軸に合わせた埋入手術計画が可能となります。
また、埋入予定部位の骨幅や神経までの位置関係が把握でき安心安全な埋入手術の一助となります。(赤丸の部分)

CTデータと模型を重ね合わせて埋入手術計画を行います

模型、シュミュレーションデータ、CT画像をもとに患者さんとディスカッションして最終治療計画を決定します。

インプラント埋入手術の流れ

インプラント埋入手術の流れ

治療計画が決定したら、同意書・承諾書の説明をし、埋入手術となります。 埋入手術は歯肉を少し切開して、予定しているインプラントサイズのドリルステップを行います。

インプラント埋入手術の流れ

患者さんは術前にしっかりと説明を行います。埋入手術は10分程度で終了しました。
術後の痛みや腫れはほとんどなく、翌日ら通常通りの生活を過ごしたとのことでした。

インプラント固定具合の確認

インプラント固定具合の確認

固定具合の確認から1週間後にインプラントを利用した仮歯を装着します。仮歯では機能させて骨との結合が失われないか、歯の大きさはOKか、歯磨きしやすい形態か、を確認します。
確認期間は2~4週間程度としております。その後最終的な型どりをしてアバットメントと上部構造を完成させます。

セメント固定式用のアバットメント

セメント固定式用のアバットメント

セメント固定式用のアバットメントを装着しました。尚、アバットメントの材質はチタンです。

完成

完成

セメント固定式の上部構造です。
インプラント埋入手術から3ヶ月程度で治療を終了しました。

 

本症例は抜歯からスタートしているので患者は長い間頑張って通院くださいました。
また、快くインプラント治療説明での使用にご許可いただきましてありがとうございました。

静脈内鎮静法とは?

静脈内鎮静法は、向精神薬、鎮痛薬を組み合わせて静脈内投与し、治療に対する不安感や恐怖心を和らげるものです。 全身麻酔では、ありません。

静脈内鎮静法の目的は?

精神的緊張の緩和です。

痛みは?

鎮痛効果は不完全なので痛みを伴う治療には局所麻酔が必要です。しかし、健忘効果が期待できるので、治療中の不快な経験が残らなくてすむことが多いです。術中のことを、全く覚えて無い人もいます。

危なくないのですか?

意識を残した状態なので、患者さんは術者の指示に従うことができ、生体の防御反応も保たれているので、安全性が高いです。

実際、どんな感じですか?

薬を投与すると、1~3分以内で眠くなり、寝てしまいます。
しかし、こちらが問いかけると、反応します。術中の事は、ほとんど覚えてないです。

当日の注意事項は?

・通院手段
  車や自転車の運転は禁止です。(術後は、眠く、ふらつくことがあります)
・付添人
  いなくても良いですが,いた方がbetterです。
・食事
  術前は,軽食 または 絶食です.術後は,食事できます。
・体調の確認
  悪ければ延期します。
・服装
  点滴をするので、腕をまくれる服装が良いです。
・お化粧
  術直前は、口紅を取っていただきます。マニキュアはしないでください。
  コンタクトレンズも外していただきます。
・常用薬
  いつも通り服用してください。
・術後
  家に帰ってからは、安静にしていただきます。

帰りは、どうやって帰るのですか?

タクシーにてご自宅まで、お送り致します。遠方の方は、近くのホテルをお取り致します。[当院負担]

鎮静法をしても怖いですか?

最初は、怖いかもしれませんが、点滴をして寝てしまうので、その後は怖くありません。一度、鎮静法を受けた方は、次回も希望される方が多いです。

鎮静法は、年間どれくらいしてるのですか?

年間150~200人ぐらいが鎮静法で治療を受けています。

病気があってもできますか?

心疾患・高血圧・糖尿病・肝疾患・腎疾患・精神疾患等、術前に問診し、問題がありそうな場合は、医科に対診します。 疾患の程度によりますので、場合によっては、鎮静法ができない場合もあります。

実際のセデーションの流れ

実際のセデーションの流れ
実際のセデーションの流れ
実際のセデーションの流れ

血圧と血液中の酸素の状態を計測します

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実際のセデーションの流れ

点滴をします(血管内には、ゴムチューブだけが留置されます)

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実際のセデーションの流れ

薬を投与します

使用薬剤:ドルミカム等

ドルミカム:
超短時間型ベンゾジアゼピン
作用時間:
20~60分程度
覚醒:
2~3時間
初回使用量:
0.03~0.06㎎/㎏
(1.5~3㎎/50㎏)
維持使用量:
0.01~0.02㎎/㎏
(0.5~1㎎/50㎏)
血管痛:
なし
鎮静作用:
強い
呼吸抑制:
強い
循環抑制:
中程度
鎮痛作用:
ほとんどなし
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手術中は、薬を追加します。半分眠った状態です。

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手術終了前、薬を追加しないので、だんだん起きてきます。

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手術終了後、しばらく休んでいただきます。
なかなか起きない場合は、起きる薬を使用します。

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意識、動作に問題が無いと確認した後、レントゲン撮影します。

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タクシーで、家までお送り致します。

インプラント治療を行う上での骨造成手術の必要性について

インプラント治療を行い、成功へと導くためには、インプラント体を適切な深さ、幅に埋入するには、十分な歯槽骨の幅や量が必要となります。しかし、現状では骨量が不足している患者さんは多くいらっしゃいます。欧米人と比べ日本人は顎の骨が薄い方が多いのでその傾向は高くなります。

その場合、インプラント治療は不可能かというとそうではなく、骨料が不足しているところにお口の中の他の場所から骨を採取したり、骨に置き換わる薬剤を使用して骨を造ることが必要です。それが骨造成手術です。
インプラント治療を長期的な安定したものとし、また明るい食生活、素敵な笑顔を長く保つためには非常に有効な方法です。

ソケットプリザベーション

インプラント予定歯の抜歯の際はソケットプリザベーション

インプラント予定歯の抜歯の際はソケットプリザベーション

テルプラグは、テルモ社製で、若い牛の真皮からできたアテロコラーゲンです。 アテロコラーゲンは生体適合性に優れており、創部の周辺組織から血管や組織が侵入し、組織を再構築していきます。また抗原性はほとんどありません。 BSEは問題ないとされております。 皮膚や口腔粘膜欠損に広く使用されている「テルダーミス真皮欠損用グラフト」をもとに開発されたものです。

歯科医院で、抜歯後に強いうがいをしないように言われたことがあるかと思いますが、抜歯した部位の血の塊が取れてしまうと、骨が露出して、感染を起こし、治癒不全が起きます。血の塊が、肉となり骨になるのです。

抜歯後、今までは、自然治癒にまかせたり、止血材を挿入していましたが、テルプラグを使用すると、創部を止血し、食べ物などの迷入を防止するとともに、腫れや痛みなどの不快感を緩和します。また、治癒のスピードが速くなり、抜歯した部位が陥凹するのも減少できます。

テルプラグは、テルモ社製で、若い牛の真皮からできたアテロコラーゲンです。 アテロコラーゲンは生体適合性に優れており、創部の周辺組織から血管や組織が侵入し、組織を再構築していきます。また抗原性はほとんどありません。 BSEは問題ないとされております。 皮膚や口腔粘膜欠損に広く使用されている「テルダーミス真皮欠損用グラフト」をもとに開発されたものです。

 

歯科医院で、抜歯後に強いうがいをしないように言われたことがあるかと思いますが、抜歯した部位の血の塊が取れてしまうと、骨が露出して、感染を起こし、治癒不全が起きます。血の塊が、肉となり骨になるのです。

 

抜歯後、今までは、自然治癒にまかせたり、止血材を挿入していましたが、テルプラグを使用すると、創部を止血し、食べ物などの迷入を防止するとともに、腫れや痛みなどの不快感を緩和します。また、治癒のスピードが速くなり、抜歯した部位が陥凹するのも減少できます。

なぜ骨造成が必要になるのか
GBRとサイナスリフトについて

インプラント治療の成功の一つにインプラント周囲に十分な骨が存在するということがあります。
しかしながら、歯を失うことで歯槽骨は吸収し、歯周病によって、歯槽骨が吸収していくと、骨の幅や高さが減少していきます。このような状況で歯が抜けるようになったときには、骨の吸収はかなり進んでいて、歯槽骨はかなり後退していることが予想できます。

なぜ骨造成が必要になるのかGBRとサイナスリフトについて

上顎には骨を隔てたすぐ上、頬骨の奥に上顎洞というものが存在します。この空洞は鼻腔へとつながっていて、鼻柱骨によりまん中で左右にわかれています。この空洞が生まれつき下の方へ、つまりお口の近くにある方は、上顎の骨が薄くなっています。(1~2ミリほどの厚さしかないケースもあります)
また、下顎奥歯には下顎管があり、下顎管には神経や血管が存在し、それを損傷すると重篤な問題が起きます。上顎下顎ともに著しく骨の吸収を認める患者さんへのインプラント治療には骨造成術が必要となります。(レントゲンの〇印)

 

欧米人に比べて日本人は顎骨が小さい方が多く、当院では骨造成術を施す必要がある患者さんは全体の70%程度となっております。(骨造成の量はそれぞれ異なります)

GBR法について

GBR法について

歯を失うとこのように垂直的水平的に骨が吸収します。
インプラント周囲には十分な骨が必要であることから、このような症例には骨造成術を施す必要があります。 当院では前歯のインプラント埋入手術では85%の患者さんがこのような骨造成術を施しております。奥歯は50%程度の症例で骨造成術が必要となっております。
このような骨造成術はインプラント埋入と同時に行いますので、患者さんの苦痛は1回だけとなります。術後はそれほど痛みはなく(抜歯と同じ程度)、通常の生活を送ることができます。

上顎前歯部への骨造成(GBR)

上顎前歯部への骨造成(GBR)

上顎前歯部の骨造成です。左側は術前となりますが、このように唇側へ4ミリ程度骨を増やしておく必要があります。
そのことにより、インプラント周囲の粘膜が長期にわたり安定し、審美的にも良好な結果につながります。
上顎前歯の写真は左上1番にインプラント治療を行い20年経過している患者さんです。このように前歯のインプラント治療は審美的要求が高いため、適切に骨を造成することで、長期にわたり調和のとれた歯肉ラインを保つことが可能となります。

上顎洞への骨造成(サイナスリフトについて)

上顎洞への骨造成(サイナスリフトについて)

サイナスリフトとは、上顎の奥歯の歯槽骨(歯を支える骨)が薄くなっているケースで、骨量・骨幅を増大させる方法です。
当院の場合は、患者さんご自身の骨が5ミリ以下である場合にサイナスリフトを行います。 サイナスリフトは約1時間程度の手術時間です。術後は腫れは予想されますが痛みはほとんどないとおっしゃる患者さんが多い印象です。

上顎洞への骨造成(サイナスリフトについて)

サイナスリフトの実例です。術前は1ミリ程度の歯槽骨しかありませんでしたが、サイナスリフトを施すことにより歯槽骨を垂直的に15ミリ程度増骨することができました。 これであれば十分な長さのインプラントを埋入することが可能となります。

上顎洞への骨造成(ソケットリフトについて)

上顎洞への骨造成(ソケットリフトについて)

ソケットリフトはサイナスリフトよりも患者さんのストレスが軽減できる手術法ですが、ご自身の骨の厚みが5ミリ以上あることが条件です。 サイナスリフトのように大幅な造骨はできませんが、3~4ミリ程度の造骨は可能です。

骨補填材について

上顎洞への骨造成で使用する骨補填材について

b-TCP (Tricalcium phosphate)

b-TCP (Tricalcium phosphate)

β‐TCPは、リン酸三カルシウムの一つの型の骨補填剤です。
当院では、オリンパス社が製造しているオスフェリオンを使用しています。 簡単に言うと、骨の無い部位にオスフェリオンを移植すると、しばらくしてオスフェリオンが吸収して、その吸収した所に骨ができるという具合です。

当院における骨造成手術の実績と予後

当院における骨造成手術の実績と予後(1997年~2019年)

当院における骨造成手術の実績と予後(1997年~2019年)

当院はインプラント専門医院として数多くの骨造成術の実績があります。インプラントの安定には周囲に十分な骨が存在することですが、骨を増やす手術というのは簡単なものではありません。骨造成術はインプラント専門医で行うことを強くおすすめします。表に示すように、手術の難易度が増すとその分合併症の発症率も増します。
当院でも術後感染を認めた症例を経験しています。そのことは治療説明時に詳細をお話し致します。

短いインプラントと細いインプラント

何らかの原因により、骨造成術を敬遠する患者さんにとって、短いインプラントや細いインプラントを用いたインプラント治療を行うことは低侵襲な治療が提供でき、有効な場合があります。
しかし、どのような症例にも短いインプラントや細いインプラントが望ましいわけではなく、通常は長さ9mm以上、径4mm程度のインプラントを用いることが大切です。

短いインプラント

短いインプラント

当院で使用しているアストラテックインプラントには長さ6mmのインプラントがあります。
3.6mmから5.4mmの4種類の径が用意されていることから、様々な部位に用いることができます。

短いインプラント

上顎洞への骨造成を避けて6mmインプラントを埋入しました。この患者さんは高齢であり、低侵襲な手術を行うことができたため、患者さんへのストレスの軽減ができました。

短いインプラント

下顎管までの距離が乏しい症例に6mmインプラントを用いました。骨造成を伴うことなく低侵襲なインプラント治療を行うことができました。

細いインプラント

当院で使用しているアストラテックインプラントシステムには径が3mmのインプラントがあります。 下顎の前歯や上顎前歯の細い部位に使用することができます。径が細いため奥歯に用いることは禁忌です。

細いインプラント

前歯に乳歯が残っていて、先天的に永久歯がない患者さんです。このように大変細い部位には3mmの細いインプラントは有効です。

細いインプラント

乳歯抜歯と同時にインプラントを埋入しました。綺麗に仕上がり、患者さんも大変喜ばれました。

一般的によく寄せられるご質問

Q インプラントって?
A インプラントの言葉の意味は「埋め込む」という意味です。
つまり人工の材料=金属(チタン)を顎の骨に強固に密着させることに歯の根の働きを回復するもので最新でかつ安全な治療法です。
Q 誰にでも治療は受けられますか?
A 年齢的に顎の骨が完成する20歳前後から、健康な方であれば基本的に誰でも治療を受ける事が出来ます。ただし、全身疾患、妊娠中の方などはインプラント治療を受けられない場合がありますので、担当医にご相談ください。
Q 手術の際に入院が必要ですか?
A 基本的には入院の必要はありません。但し、特殊な症例の場合や、全身疾患を有する患者さんの場合には入院して手術を行なうこともあります。
Q 治療期間はどのくらいかかるのですか?
A インプラントを埋入した部位や個人によって差がありますが、4ヶ月から7ヶ月程度の治療期間が必要となります。
Q インプラントはどのくらいもちますか?
A 患者さんのお口の中の衛生管理に大きく関係してきますので、お口の衛生状態が悪いと寿命が短くなる場合もあります。
常に衛生状態を良好に保ち、担当医師や衛生士の指導に従っていただくことが大切です。
Q 治療費用はどのくらいかかりますか?
A 現在は保険治療の適用になっていません。
埋入するインプラントの本数など治療の内容により異なりますので、詳しくは担当医師にお聞きください。また詳細は料金ページに掲載しております。

費用について

Qインプラントの治療費はどのくらいかかりますか?(65才女性)
A埋入するインプラントの本数など治療の内容により異なりますので、詳しくは担当医師にお聞きください。また詳細は料金ページに掲載しております。料金表をご参照ください
Qインプラント治療後は定期検診が重要とお聞きしておりますが、いくらぐらいかかるのでしょうか?(48才女性)
A当院では定期検診は健康保険で行っておりますので、おおよそ3,000円~4,000円とお考えください。また、検診は年に3~4回御来院いただく事を希望致しております

治療期間(回数)について

Q 仕事が忙しいので回数はあまり通うことができません。私は上と下の奥歯が欠損しておりますので、それぞれ通院回数と期間を教えてください?
A まず期間ですが、
下顎の場合は、通常4ヶ月位
上顎の場合は、通常7ヶ月位
で歯を装着することができます。ただし、骨増大法やサイナスリフト法を使った場合は、上記期間にプラス4~8ヶ月となります。
回数ですが、インプラント治療を行う上で何も問題なく補助手術も行わないケースを考えますと、最短で上下顎とも8回位の来院で治療を終了することができると思います。
Q インプラントを埋入する時間は何分ぐらいですか? (38才男性)
A 埋入する時間は1本5分ぐらいと短いですが、「麻酔~歯肉を切開~ドリルで削る~インプラントを埋入~縫合」ということになりますと、本数によって異なりますが患者さんが来院されてお帰りになるまで、だいたい90~150分位となります。
Q インプラント手術の1回法と2回法の違いを教えてください? (58才男性)
A
1回法 2回法
局所麻酔下でドリルにてフィクスチャーが埋入できるサイズのホール(穴)を削ります 局所麻酔下でドリルにてフィクスチャーが埋入できるサイズのホール(穴)を削ります
インプラントを埋入してヘッド部を歯肉からら露出させます。 インプラントを埋入して歯肉で完全に覆います。
頭出し手術を行います。
アバットメントをインプラントに取りつけます。
型どりをします
歯装着で終了

1回法は頭出しの手術が必要ありませんので、1次手術の後、局所麻酔をして歯肉を切開する必要がなく、患者さんにとっては楽ですが、歯肉から露出しているため1次手術後に口腔清掃がうまくいかなかったり、何らかの圧がかかることにより、インテグレーション(骨とフィクスチャーの結合)が阻害される可能性があります。

逆に2回法は1次手術後は歯肉に完全に覆われている状態ですので、頭出し手術が必要です。ただし、1回法と比べインテグレーション(骨とフィクスチャーの結合)を阻害する可能性は低いと考えます。

私は2回法を患者さんにおすすめしています。
2回法術式 - 1次手術
カバースクリューはピール-オフパックとグラスアンプルの二重滅菌包装で供給されます。
グラスアンプルをしっかりと把持し二つに割ってカバースクリューを生食水を満たしたチタンボウルに落とします。
手指により軽く締めるかコントラアングルにより20回転、5 Ncmで装着します。
2回法術式 - 2次手術
ヘキサゴナルスクリュードライバーを使ってカバースクリューを取り外す。適切なアバットメントを装着します。
2回法術式 - 2次手術
ユニアバットメントの高さに対応した標示ラインがヒーリングアバットメントゼブラにはあります。
1回法術式
ヘキサゴナルドライバーを使用し手指トルクで締めるか、コントラアングルを使用し20回転10Ncmで装着します。
様々な最終アバットメントを1回法術式で即座に使用することもできます。

安定性やその後について

Q インプラントの治療は、以前の自分の歯と同じように噛むことができますか?
また、違和感はありませんか?
(58才男性)
A インプラント治療を行うことにより、治療後の噛む機能が著しく改善されると思います。
慣れるまでは多少違和感を感じることもありますが、その期間を過ぎれば、自然の歯に匹敵する機能が得られます。肉、たくあん、フランスパンなど自分自身の歯で食事をされていたときに食べることのできたものは全て以前のように食べることが可能です。
Q インプラントは何年ぐらいもつの? (58才男性)
A インプラントの寿命は、残っている歯の本数や歯にかかる負担の度合い、かみ合わせ、定期検診の回数など様々な要因によって異なります。
ご自身の歯が何本か残っていてインプラントを入れた場合は、天然歯(残っている歯)の寿命によってインプラントの寿命が大きく左右されます。

ご自身の歯が歯周病で動揺したり、抜けたまま放っておくと、インプラントに負担が集中するため、ついにはインプラントもぐらぐらしてくることがあります。もちろんご自身の歯が抜けてしまった部分にインプラントを追加するなどの適切な治療を行えば、先に入れたインプラントも機能を保つことができます。ある程度長い期間ずっと使用していけるものですが、そのためには定期的なメンテナンスが必ず必要となります。
Q インプラントの利点はよく聞くのですが、欠点はないのですか?
A 欠点は以下のことが考えられます。
1.治療のお時間(期間)がかかること
おおよその目安として、上顎で7~8ヶ月、下顎で4~5ヶ月とかなり長い治療期間が必要となってきます。

2.外科的な処置が必要なことにより、恐いというイメージがあること
お口の中にメスを入れるわけですから、外科的な危険性は多少なりともあります。通常、一般的に行われている抜歯と同じと考えていただければよいと思います。
また、術前の検査により適切な診断ができていないと、血管や神経を傷つける可能性も弱干ありますが、詳しく精査していくことでそのようなことが起こらないようにするのが我々の努めです。

3.治療費が健康保険の適用でないこと。

4.患者さんにとってまだまだインプラント治療について充分な情報がないこと。
Q 手術には入院が必要ですか? (70才女性)
A 埋入する本数にもよりますが、ほとんどの場合、入院の必要はありません。
手術後にインプラントが骨と結合するまでの期間を安静に過ごすことが大切となります。
Q インプラントを骨に埋入することで、身体に影響はありますか? (42才女性)
A チタンのインプラントは生体(人体)になじみやすく腐食しないもので、拒絶反応を起こさないことが証明された材質ですので、体に悪い影響はありません。
Q 私は糖尿病を患っていますが、そういう全身的な病気を患っている人でもインプラント治療は行えますか? (59才男性)
A 糖尿病の程度によっては手術がむずかしいこともありますので、主治医の先生の意見を参考にして判断することになります。
他の全身疾患(腎疾患、肝疾患、ぜんそくなどの呼吸器系疾患、心臓病などの循環器系疾患、高血圧など)の方も同様になります。
Q 私は人前で話す仕事をしているのですが、上の前歯にインプラントを考えています。外から見てインプラントをしていることがわかりますか? (24才女性)
A 現在のインプラント治療のレベルは過去と比較しますと数段アップしています。審美的にも患者さんのご希望に即して歯の色や形も精密に作成しますので、天然の歯とほとんど見分けがつきません。

恐い? 痛い?

Q インプラント治療(手術)って痛いですか?(32才女性)
A 手術中は局所麻酔をして手術を行いますので、痛みを感じることはありません。
手術後2~3日は腫れたり、痛んだりすることも予想されますが、普通は歯を抜いたときの痛みほどひどいものではありません。
Q 手術は恐いですか?(28才女性)
A 一般的な歯科治療と違って、歯肉を切開したり歯槽骨に穴をあけたりするので、患者さん自身の恐怖心は理解できます。
手術中は局所麻酔を行ってますので痛みはほとんどございません。
また、当院では静脈内鎮静法という方法を行って、手術中は眠っている状態であっという間に手術が終了するという恐怖心が強い方には最適な方法を取り入れております。
Q 手術には入院が必要ですか? (33才女性)
A 当院では全身麻酔での手術は行っておりません。静脈内鎮静法という方法を使っております。この方法は眠っている状態で手術が終了するという方法です。
通常麻酔は局所麻酔で行います。
Q 全身麻酔で手術をするのですか? (52才男性)
A 当院では全身麻酔での手術は行っておりません。静脈内鎮静法という方法を使っております。この方法は眠っている状態で手術が終了するという方法です。
通常麻酔は局所麻酔で行います。

治療期間中は?

Q インプラント治療中に仮歯は装着できますか? (52才男性)
A 仮歯は手術当日から装着することは可能ですが、埋入部位に過度の刺激を加えたくないため、できましたら抜糸する2週間後ぐらいから装着することをおすすめ致します。
プロビジョナル・インプラントのご案内
Q 治療期間中に食事は普通にとれますか? (40才女性)
A 手術後、当日から4日目ぐらいまでは柔らかいものをおすすめ致します。抜糸をしてから歯肉が治ってきたら普通に日常の食事は大丈夫です。
仮歯や仮の入れ歯は装着できるよう計画を立てておりますのでご安心ください。
Q 歯ブラシは行ってもいいですか? (45才男性)
A 抜糸をして歯肉が安定していれば手術を行った部位も歯ブラシのマッサージは行ってもかまいません。
残っている歯は通常どおり1日3回しっかりブラッシングしていただくことをおすすめします。

その他さまざまなご質問

Q 2年前にシンガポールでインプラント治療を受けて帰国しました。定期的に義歯を外してネジの部分を清掃するように聞いていましたが、現在通っている歯科医では清掃しようとしませんが、先日他の歯科へ行った所、このまま清掃せずにほっておくと2年位でだめになると言われました。医師によって言うことが違うので、どうして良いかわかりません。 41歳 女性
A 私の考えですが、やはり6ヶ月に1度は必ず定期検診を受けることをおすすめします。信頼できる先生を早くみつけて確実にフォローしていくべきと考えます。
Q お尋ねします。 上の歯にもインプラントは可能ですか?差し歯とブリッジの私には結構切実な問題で・・・・・。 それから、歯槽膿漏にならないかぎり、インプラントは抜け落ちたりしませんか?
A 基本的には上の歯にもインプラント治療は可能です。ただし、骨の厚み、幅、量、質、等を十分精査する必要があります。 おっしゃるように、インプラントを装着しても歯槽のう漏になることがあります。そのことを防ぐためにも、定期検診は必ず受けるようにしてください。
Q 前歯の左横1本が抜けてありません。 医者にはインプラントを勧められているのですが、どのくらいの値段と期間で可能でしょうか? ちなみに私は金属アレルギーです。また、現在通っている医者は割と大きいようで総合的になんでもやるようですが、やはりその道の専門の医者のほうがいいのでしょうか? あと妊娠・出産等の影響もあれば教えてください。 30歳 女性
A インプラント治療の値段ですが、おおよそ1本の値段が25~50万円の間と思ってください。期間は、下の歯であれば3~4ヶ月、上の歯であれば、6~7ヶ月ぐらいです。
金属アレルギーに関しては、かかりつけの先生によく調べていただいた方がいいと思います。
妊娠・出産に関しては、その計画があるのであれば上記の治療期間はさけたほうがよいと思います。インプラント治療はどの歯科医でも行える技術をもっているわけではないので、慎重にお考えになったほうがいいと思います。
Q 生まれつき永久歯(上顎前歯)が欠損しています。現在、乳歯があり何とかカバーしていますが、もう抜けそうです。 どういう処置、歯科医があるでしょうか? 3年前、昭和医大に伺い相談しましたが、様子を見て矯正した後、インプラント治療を勧められました。現在は、様子見の状態で矯正もしていません。大学病院は午前中なので、午後の治療を希望しています。 17歳 女性
A ご質問のお答えですが、治療方法とすれば、

1、矯正治療後のインプラント治療にて改善する。
2、補綴にて改善する方法

が考えられます。

まず、1ですがこれは大学病院で説明いただいた内容だとお考えください。インプラント治療は歯がない部位の状態(質や幅、厚み)を十分検査する必要があります。あと年齢的な問題も関係してきます。

2の方法は便宜的に周囲の歯を削ってブリッジをかぶせる方法です。この方法の利点は比較的時間がかからずインプラント治療と比べるとコスト的に安いということ。欠点は周囲の健康な歯を削る必要があるということです。

年齢的、また女性ということもあり、可能であれば1の矯正とインプラント治療という方法がベストではと考えます。
Q 4年前に上顎の差し歯基礎不良で全て抜歯、台付入歯、下顎は右側8本差し歯で部分入歯にしました。入歯装着で顎が疲れ食欲が無くなり、会話も鬱陶しくなります。歯科医は評判の名医で私自身の訓練不足と思い努力をし、数回作り直しをしていますが一向に改善しません。インプラントで解決できるでしょうか。 60歳 男性
A お口の中を想像する限りではインプラント治療は可能と思います。入れ歯ですと、現在ご自身が感じられている様な問題が起こることは十分考えられます。その辺の問題は現在のインプラント治療で改善することはできます。
ただし、インプラント治療は年齢、歯を失っている部位の骨の質・量・幅・厚み等の十分な検査が必要となってくる場合があります。
Q 自分の歯の上左の置くから2番目の歯が虫歯になり、根元から抜きました。その後治療をせず2~3年ぐらい経ちました。その頃から少し太ってきたようで、運動も定期的にしているのですが、なかなか痩せません。 歯が無くなることで、頭痛や目眩などが発生する等の話しは聞いたことがありますが、太りやすくなるというのはあるのでしょうか?また、歯が無くなってから数年経っているので、少し歯がずれてきたのではと思い、矯正をしてからインプラントをすることになるのでしょうか。 それと、具体的にどのぐらいの治療費がかかるものなのか教えてください。宜しくお願いします。 28歳 男性
A 御質問の回答ですが、歯を抜いて太るということは、直接的には関係無いと考えますが、歯を失うことにより、失った側では咀嚼しづらくなり、無意識のうちに片側だけで噛むことになります。そういった片咀嚼は、何らかの関係がありますので、早めに失った歯を改善する必要があります。
歯を失ってお時間が経っていますので、おそらく両隣の歯がよっていきていると思います。インプラント治療を行うことがBestと考えます。費用につきましては、おおよそ30~50万位と思います。
Q 2年ほど前に、歯根髄炎か何かで右下奥歯を抜歯しました。他の歯を触るのに抵抗があったので部分入れ歯にしましたが、痛いし食べ物を食べた気がしないのでそのまま放置してる状態です。 インプラントなら他の歯を削ったりせずに治療ができると聞いたのですがこんなに長い間放置していた部位でも、治療は可能でしょうか? それと費用や期間はどのくらいかかるのでしょうか? 33歳 女性
A インプラント治療を行えば、周囲の歯を削ったりすることはなくなると考えます。また、二年間ほどの放置であれば、問題ないと思います。
費用に関しましては、各医院によって金額の設定がちがいますが、一本が約30万~50万円くらいとお考えください。期間ですが、下顎の場合は歯が完成するまで4~5ヶ月とお考えください。
Q 下左奥から4本有りません。今入れ歯をしていますが、うっとうしくていやです。インプラントに興味があります。 53歳 女性
A そのような患者さんにはインプラントはBESTと考えます。十分な検査を受けて治療を開始されることを勧めます。
Q 前歯6本差し歯のブリッジをしていますが右上の犬歯にひびがはいったのでインプラントにしたいのですが、犬歯のインプラントはとても難しく危険ということを聞きました。 不安なのですが大丈夫でしょうか? 31歳 女性
A 犬歯のインプラントが危険ということはございませんが、十分な検査(骨の幅、厚さ、インプラント埋入においてどのぐらいの長さのインプラントを埋入できるか等)を行う必要があります。
Q 3年前に下の歯7本を残して後は皆無くしてしまいました。歯医者さんにはたびたび通院していましたがその間少しずつ歯を無くしていきました。 今している入れ歯もいろいろ合わず3ヶ月に1回くらいの割りで作り変えています。 インプラントの方法をがあることを聞きましたが、歯槽膿漏で歯茎がうんとやせていますが可能でしょうか?顎の付け根と肩こりがなかなか治りません歯と関係あるのでしょうか? 58歳 女性
A ご質問についてですが、インプラント治療は十分な精査のもと行えば歯周病がある方でも可能と考えます。ただし、インプラントを行う予定以外の部位の歯周病やかみ合わせの治療をしっかり行う必要もあり、きちんとメンテナンスを行うことを致します。顎の付け根の痛みを肩こりはお口の中の状態との関係が考えられますので、かかりつけの先生にしっかり見ていただくことをします。
Q 右上奥から3番目の歯を2年前に抜きました。現在他の歯を治療してもらってる歯医者さんに、抜けてる所にインプラントして欲しいと言いました。 歯医者さんに、「インプラントは歴史が浅いから何十年後かに大きなトラブルが起きるかもしれない、体に金属を埋め込むのだから」と、ブリッジをすすめめられました。それを聞いて恐くなって、ブリッジにしようかどうか悩んでいます。 日本では、どれくらい以前からインプラント治療されていたのですか? 25歳 女性
A 右上の5番目の歯を抜歯しているといことですが、その両隣の歯は健康な(削ってかぶせていない)歯なのでしょうか?
健康な歯であり、インプラント治療を行える、骨の幅、高さがあれば、私はインプラント治療をします。
インプラント治療は日本では約35~40年前から行われております。最近のインプラントはかなり高いレベルでの安定した成績を残しております。ご安心ください。
Q インプラント治療を行う歯科医院と大学病院(東京医科歯科大学のような)では何がどのように違うのでしょうか。例えば治療期間の長短ですとか、費用等違いやメリット・デメリットをお教えください。 42歳 男性
A 歯科医院と大学病院の違いということですが、治療期間の長短はあまり変わらないと思います。
また、費用の面でも、そんなに変わらないと思います(補助的にどのような処置を施すかによって、若干の違いはあると思います)。
インプラント治療は、その後のメンテナンスが重要となってきますので、できれば歯科医院の先生に一生面倒を診てもらうようにした方が良いのではないかと考えます。
Q 前歯2本を含めて上の右半分を10年前に差し歯にしました。根が傷んできたことから後数年で着脱式の義歯になると通院中の歯医者さんに言われたのですが10年前に差し歯にしていてもインプラント治療は可能でしょうか? また、差し歯が取れてからでも問題ないのでしょうか? それとも早いほうが良いのでしょうか? 宜しくお願いします。 37歳 女性
A 前歯の差し歯の根が痛んできたということですが、インプラント治療は可能と思います。ただし、インプラント治療を行うためには十分な精査が必要となります。
時期的には、炎症がある事が予想されますので早い時期に先生に見ていただいて、相談されたほうがいいと思います。
Q 20年前下の奥歯3本を前と後ろの歯にかけて固定のブリッジにしたのですが、歯に負担がかかり7年前に取り外し、その時かかっていた歯科医にもう一度ブリッジかインプラントを希望したのですが、取り外しの義歯しか無理だと言われ作りましたが、結局合わず使っていません。 その歯科医はインプラントも扱っていると案内にかいてあったので諦めたのですが、歯が抜けて長い間経っていて歯茎が細い、とか無理な場合はあるのでしょうか? 46歳 女性
A ご質問の回答ですが、第一に入れ歯を長い間お入れになっていないという事で予想される事は、まず歯が無い所の相対する上の歯が伸びてきているという事が予想されます。
第二点としては、長い間かみ合わせが無かったという事で、やはり歯肉が痩せてきているのではないかという事が予想されます。実際のところ十分な精査をしてみないと分かりませんが、最新のインプラント治療では歯肉が痩せている方でも骨の増大を行うことにより、インプラント治療を行うことが可能となります。
まずは、十分な精査を受ける事をおすすめします。
Q 前歯の下2本が永久歯が生えてこず、乳歯のままだったんですが、その1本が抜けてしまい、もう1本も今にも抜けそうな感じです。 歯医者さんに伺ったところ、横の健康な歯を抜いてブリッジにするしか方法はないとのことです。 知り合いにインプラの治療のことを聞き、インターネットで検索してみましたが、健康な歯を削らないのはうれしいことなんですが、治療時間がかかりそうな点と、その後のケアが面倒なような印象をうけました。それとなんといっても手術というのが・・・。 33歳 女性
A 下の前歯2本が乳歯で1本が抜けたということですが、
かかりつけの先生がおっしゃるように抜けたところはブリッジで回復するか、インプラント治療かと思います。
ブリッジですと両隣の健康な歯を削る必要があります。
やはり健康な歯を削るということは我々にも抵抗はあります。
その点ではインプラント治療は最適と思いますが、
やはり患者さん方の恐怖心は強いと思います。

手術の痛みは抜歯をしたときと同じ程度とお考えになっていただいていいと思います。
治療の期間ですが、おおよそ3~4ヶ月は必要と考えます。
インプラントにつきましてはよく検討されて、十分かかりつけの先生と 相談して行っていくべきと思います。
Q 20年前位、前歯を1本抜いたため、その当時ブリッジで両隣の歯を削ってブリッジの土台にしました。 最近この土台にした片方の歯根が痛んだため、抜くようにアドバイスされています。その場合、更に両隣の歯を削って全部で5本~6本のブリッジにする必要があると説明をうけました。 今回、悪くなった土台の歯だけをインプラントにしてブリッジを作るようなことはできるのでしょうか?それとも3本のインプラントを行わなければいけないのでしょうか? 38歳 男性
A 基本的に天然歯(残っているご自身の歯)とインプラントの連結はさけたほうがいいと思います。
お話から想像すると、インプラントの埋入は2本でいいと思います。
いずれにしましてもよく精密検査されてから治療を開始すべきと思います。
Q インプラントの相談を、医大病院でしてきました。インプラントは、メンテナンスが非常に大事であることをきき、虫歯で歯を失うことになった私が、出きるか不安です。また、インプラントは、歯茎とくっつく事が無いため、つねに歯周病に似た状態で歯茎との間に、空間が空いているため歯槽膿漏になりまわりの歯を、失う事にもなりかねないといわれました。 インプラントは、平均何年ぐらいもつのでしょうか? 30歳 女性
A インプラント治療後のメンテナンスは非常に重要です。
メンテナンスの時に何らかの異常があれば早期の治療を施すことにより、より長く安定した結果が得られるからです。
当然、日々のブラッシングがきちんと行えていないと、歯周病的状態になることも考えられますが、最近のインプラント治療の発展はめざましく、レベルアップしておりますので定期検診をしっかり受けていただければ長く安定した結果が得られると思います。
Q 15年以上前に上前歯の2本をぶつけて折れかけて治療し、今年の1月になってまた同じ1本をぶつけて折れかけました。 その時に診てもらった歯科医院ではとりあえず両サイドの歯に接着して動揺をおさえるとの事でした。 昔の事故のために根がしっかりしていないので、ゆくゆくは歯を抜くようになるかと言われましたが、その病院は衛生的に見た目であまりにも不安があったためその後通院しませんでした。 最近になって、前歯の歯茎が腫れてきた感があり、すごく不安です。 こういう場合は、どういった治療になるのでしょうか? インプラントが必要な場合は秋に結婚式をするので支障がでそうで心配です。 29歳 女性
A 前歯の歯茎が腫れてきた感じがあるということですが、ぶつけた影響で歯の神経が腐ってしまい、化膿している状態が考えられます。
まずは早めに歯科医院への受診をおすすめします。
その歯が保存できるようなら根の治療をして、炎症部分をおちつかせていくこととなりますし、保存不可能であれば義歯かブリッジもしくはインプラント治療ということになるでしょう。
治療中は仮歯を装着することができると思いますが、ご結婚を控えているということですので早めに治療を開始すべきと考えます。
Q 現在矯正とインプラントの平行治療をしています。一つの病院で矯正医と外科医との二名にみてもらっています。 右上奥歯二本がもともと先天的に生えてなく、腸骨移植をしそこに二本インプラントを打ちました。今、二次オペが終わった段階です。もともと歯列矯正が目的で歯医者に行き、その治療計画の一環でインプラントが必要という事で決めました。 当初の計画ですと、矯正の途中で奥にインプラントを打ってそこに矯正の器具を引っかけて治して行くという事だったのですが、先日二次オペを行った時、奥の歯をひっかけないで済みそうだから、一番奥のインプラントはこのまま埋めておいて、一本だけ作りましょう。といわれました。どうやら、位置が思ったより奥に打ち過ぎたらしく、かみ合わせの問題で二本は打てなくなってしまったようでした。 私としてはなんとなく納得できずに帰ってきました。料金は先に支払い済みです。結果的に二本も打たなくて良かったという訳です。病院側の矯正医と外科医の連絡ミスではないかと思うのですが、こう言う失敗の場合、料金というのは請求できるのでしょうか。金額が金額なだけに、今後まったく機能する事のないものに対してこのままでは納得できません。こういうことはよくあるのでしょうか? 28歳 女性
A 質問内容から判断することは難しいですが、例えば矯正治療を行っていく前処置としてどこかの歯を抜歯しているのか?そのインプラントを埋入した部位の相対する歯の状態はどうなのか?等により治療の計画が異なってくると考えます。もしよろしければお教えいただけると幸いです。
インプラントの奥に埋入したものにつきましては上部構造を装着しないということですから、その分の返金はあるかと思います。
十分なカウンセリングのうえ治療を進めていくことをおすすめします。
Q 先日、前歯が欠けてしまいまして、その欠け方が歯茎の中に歯が若干残っているという状態で、おまけに歯茎の状態があまり良くないらしく(過去に脱臼経験)通院していた病院では差し歯の型が取れないとの事でした。 こういった症状の場合も、インプラント治療は選択の一つとして考えられるでしょうか。(ブリッジだけは嫌なので) 26歳 男性
A その抜歯をしてからの骨の状態を精査してみないといけませんが、インプラント治療は可能と考えます。まずはインプラント専門医への診療をおすすめ致します。
Q 上顎の前歯の隣の一本とその反対側の犬歯がもともと欠損しており、矯正の後、一回目のインプラントの手術を終え半年たちました。 ところが犬歯の場所に埋めたボルトの上部0.5ミリほどが歯茎から透けて見えています。そこでもう一度埋めなおすことになりました。そんなに簡単に埋めなおせるものなのでしょうか。 またその際、骨が形成しやすいようにゴアテックスをいれることになっていますがゴアテックスの短所というものはありますでしょうか。ゴアテックスを入れる入れないは医師の判断にやはりまかせるべきでしょうか。よろしくお願い致します。 30歳 女性
A 犬歯のインプラントを埋入しなおすということですが、これは審美的な事からでしょうか?それとも、骨との結合(インテグレーション)がうまくいっていないからでしょうか?
その辺がわからないとなんとも言えませんが、再度埋入することは可能です。ただし1次手術を最初から行うということになりますので、埋入後は再び半年ほど待たないといけません。今度はゴアテックスを使用するということですが、ゴアテックスでの注意事項は術後の感染に気をつける事ですので担当の先生のアドバイスをよくお聞きすることをおすすめ致します。
Q 約2年前、上下の奥歯にインプラントを入れて貰い完了しましたが、程なく先生が病死されたため一度もメンテナンスを受けることなく現在に至っています。 本日、電動歯ブラシで歯磨きをしていたところ、左上奥歯のインプラント1本が根本から取れてしまいました。ブリッジ状態になっているため、歯としては2個分が取れました。抜けた後の骨がどうなってしまうのか、残った側も順次だめになってくるのか判らず不安があります。 また、他の歯も調子がよいとは言えずどこに相談して良いかも判りません。アドバイスをお願い致します。 53歳 男性
A インプラントが1本取れたということですが、インプラント周囲の歯槽骨が吸収して良い状態とは言えないことが予想されます。
早い時期にインプラント治療を行っている歯科医院へ受診されることをおすすめ致します。
Q 前歯を一本,数年前に折ってしまい差し歯にしていたのですが,最近になって色が悪くなってきたので歯科医に行ったところ根がダメになっているので抜歯しましょう・・と言われました。 そこでインプラントにしようか迷っています。インプラントの一次手術が終わった後の仮歯の装着とありますが,どのような物を付けるのでしょうか?入れ歯ですか?なにしろ学生ですし上顎中央の前歯ですし,歯抜けの状態で何ヶ月もいることは辛いので・・。かといってブリッジは将来的に削った自分の歯まで失いかねない・・とゆうことだし非常に悩んでおります。 あと,一回法という手術の方法があるそうなのですが,二回法と比べてのメリット・デメリットは何ですか? 19歳 女性
A 年令的に考えますと難しい選択ですね。
ただブリッジにしろインプラントにしろ抜歯した後は仮歯を装着できますので歯抜けの状態にはならないと思います。
インプラント治療の1回法と2回法の利点・欠点ですが、1回法は利点として1回の手術で終了するので患者さんにとってのご負担は少ないかと思います。欠点としましては、埋入手術後、インプラントの頭を出している状態ですので何らかの外力により骨との結合が不十分になったり、歯磨きの不良などで炎症を引き起こす可能性があります。2回法は1回法と比べて麻酔をして歯肉を切開する事は2回ありますが、前述の危険性が少なく、とくに前歯部ということで審美性が強く要求されますので2回法をおすすめ致します。
Q 先日、上の前歯(過去に虫歯で治療し神経を抜き、色が悪くなったので削ってかぶせていました)からパキッと音がして、それ以後物を噛むと痛むので、近所の歯科医に行きました。 レントゲンを撮ると、どうやら歯が折れてしまっているとのことでした。折れている場所があまり深くないので、さし歯はできないとのことで、全部抜いてブリッジか入れ歯にするしかないと言われました。 どうしたらいいのでしょうか。 33歳 女性
A 前歯が折れている状態であれば抜歯せざるを得ないと考えます。
抜歯後はブリッジもしくは義歯(入れ歯)、そしてインプラント治療のなかから選択していくことと思います。
Q 先日、歯が痛くなったので、歯医者へ行きました。インプラントをしてはどうか強く勧められました。費用の方が相当するものですから、用意には返事する事ができません。歯を再生する手術と、インプラント下奥歯各2本で一体どの位の費用になるのか病院によってまちまちのようです。目安を教えていただければ、それとなるべく自宅より近くの病院をご紹介していただけませんか? 57歳 女性
A インプラントをすすめられたということですが、その先生の判断ですと保存することが難しいということでしょうか?
歯が保存できることを前提とした再生療法は1歯10~15万円ぐらいと思います。
インプラント治療は1歯25~40万円ぐらいとお考えください。
お近くの歯科医院は「歯科」にご投稿されてはいかがでしょうか。
Q 現在インプラント治療をしています。 2月に1次手術をして、6月末に上にねじ式の義歯をかぶせましたが、歯の横からの力(舌で押したり、軽く手で横河から押す)を加えると鈍い痛みがし、本付けを待っている状態です。骨の定着が遅いタイプだとは言われましたが、実際手で触っても揺れるほど違和感があり、通常半年で固まると聞いていたので不安です。 これはほぼインプラント失敗ということなのでしょうか。その場合どのような今後の治療になりますか? また、他院で相談するにしても、口頭での経緯説明で途中からの治療ができるのでしょうか。 28歳 女性
A こんにちは。本年の2月に1次手術を行ったということですが、どの部位を何本インプラント治療されたのでしょうか?
詳細がわからないと適切なアドバイスはできないかもしれませんが、想像致しますと早めにかかりつけの先生に見ていただくか、もしくは不安なようであれば他のインプラント治療を行っている先生に診察していただくことがBestと考えます。
Q 左奥とその前の歯が無い状態で、インプラント治療を勧められています。 費用が用意できないので、初めに入れ歯を入れてもらい、お金を貯めてからインプラント治療をしてもらおうかと考えているのですが、可能でしょうか? インプラント治療は抜歯してから早めにやったほうがよいのでしょうか? また、治療後のアフターケアの費用はどの位かかるのでしょうか? 28歳 女性
A こんにちは。インプラント治療は現在のところ保険の適用ではございませんので、高額な治療費が必要になってくるのが欠点と思います。
決してあせって早く行う必要はないと思います。
抜歯をしてからは理想的には3ヵ月~4ヶ月位で埋入手術を行うことがBestでしょう。
治療後のケアは自費、もしくは健康保険と各医院によって異なりますが、おおよそ1500~5000円ぐらいではないでしょうか?
Q 個人の医院で、2001年4月に下の奥歯左右に計5本のインプラントをしました。 しかし右側の方があたって調子が悪く、今年2月まで調整してもらいましたがよくなりません。そして舌痛症にもなり1年大学病院のペインクリニックにも通い、7月にアレルギー検査を受けた結果、クロムとインジウムに反応が出て、かぶせた歯の再治療を大学病院でしようと思っています。悩みはインプラントの方で、クロムが微量入っており、これはどうしようもないと言われました。 相談内容ですが、右側のあたるインプラントの上部構造体のやり直しはできるでしょうか? そして治療をうけた所とは別の所でやり直したいと思っているのですが 快くやってくださる医院はありますでしょうか? 費用はどれくらいになるでしょうか (3本インプラントが入っており、上部構造体は4本です) 大学病院のインプラント科では、治療した歯医者さんの紹介状がなければ、ダメということでした。 57歳 女性
A 舌痛症は金属アレルギーによるものと確定診断されたのでしょうか?というのは右側だけが気になるようですので、アレルギーであれば左側にも同様な症状が出ると思うからです。おそらく右側の上部構造の形態(インプラント埋入方向)に問題があるのではないかと思います。(実際に拝見しないとわかりませんが・・・)
上部構造のやり直しは可能ですが、どのシステムを使用しているかによって、受け入れ先の先生のシステムかどうかよくお聞きしたほうが宜しいと思います。
Q 6日前にインプラントの1次手術をしたのですが(下奥歯一本)、歯茎も腫れていて痛みも激しく鎮痛剤も4時間位しか効きません。歯茎の痛みもありますが、顎の骨の方がかなり痛いのです。 出されるお薬の量だけでは足りなくて市販の鎮痛剤を飲んでいますが全く効かないし・・・ この激しい痛みはどのくらい続くものなのですか? 30歳 女性
A 手術後6日後ということですので、手術後の痛みは7日~10日ほどあると思ってください。鎮痛剤に関しましては市販のものを服用してもかまわないと思います。
痛みや晴れがひどい場合は手術をされた先生のもとを尋ねてみてください。
Q 奥歯を無くしてしまい、インプラントを考えています。 一番心配なのは、脳のMRIなどが受けられなくなるのでは? ということですが、心配ないでしょうか? 将来、何かの検査が受けられないということは考えられるのでしょうか? 今でも入れ歯ははずすようにといわれる検査がいくつか ありますが、インプラントだとなぜ大丈夫なのでしょうか? 40歳 女性
A インプラントが入ってる方のMRIの撮影については現在のところ問題はございません。
また、何らかの検査が受けられないということはないと思います。
Q 娘(14歳)のことでご相談します。3年前に左上の前歯(永久歯)が少しゆれるので歯医者にいったところ、犬歯の永久歯が根元に来ていて前歯の根を溶かしていると言われました。 何ヶ所か歯医者に相談した結果、使えるところまで使って、抜けたら矯正して犬歯を前歯として使い、大人になったら前歯の形にかぶせる。と言う方法をとる予定になりました。今左上の歯は1番3番2番と並んでいます(乱杭状態です) 1,2年の内に前歯は抜けると思うのですが、最近インプラントのことを知り、娘の場合も可能であれば歯の本数が減らないな・・・と思い、ご相談しています。どういう方法がベストでしょうか、回答宜しくお願いします。 43歳 女性
A まず、インプラント治療ができる年齢は女の子の場合は二十歳を過ぎてからがいいと思います。ただし、お子様の場合には近い将来歯が抜けそうだということですので、かかりつけの先生がインプラント治療をもしなさっていればご相談してみてはいかがでしょうか。
できましたら矯正とインプラントを行っている歯科医院を選択されてみてはいかがでしょうか。
Q 現在2本欠損で左1前歯から右4まで5本のブリッジをしておりますが今度1本インプラントでまた同じように5本のブリッジをする予定です。インプラントのブリッジは薦められないと相談室で見たので少し心配です。又その歯科医が虫歯治療の削る作業まで歯科衛生士がすることもあってこれも心配してます。 32歳 女性
A 原則的にはご自身の歯とインプラントをつなげてブリッジにするのは、ご自身の歯には歯根膜というクッションがあり、インプラントにはその歯根膜がないということが問題となるといわれておりますが、かかりつけの主治医の先生にそのあたりをお聞きしてみてはいかがでしょうか。
Q 5年前に左の一番奥の歯をインプラントにしました。ここ1,2年ほど,左顎の顎関節から首筋,こめかみにかけて鈍い痛みがあり,時々頭痛や吐き気もあります。 インプラントを除去すれば治るのでしょうか? 38歳 女性
A インプラント治療後のメンテナンスはきちんと行っていますか?
もし行っていないようなら早目に受診されたほうが宜しいと思います。メインテナンスを行っていて問題がないようなら、別な原因をお考えになったほうが宜しいかと思います。
Q バイオセラムによるインプラントについて 25年ほど前、事故で前歯を3本折り、差し歯にしていたのですが、そのうちの一本が、堅いものを噛んだときに、痛みが走り歯が動揺しました。ずっとかかりつけの歯科医にいったところ 根が折れている。後で障害が起こるからと抜歯しました。そのあとをバイオセラムによるインプラントをして 隣の犬歯の神経をとり根の治療をしたあと連結して被せるものをつくると言われました。 私は チタンが材料として主流であるということを 本で読んだことがあったので、チタンという材料についてはどういう考えですか。となりの健康な歯を削ることは少し抵抗があるのですが?と訊いてみたのですが、「チタン?そんなもの使いません。どこに書いてあったのですか。うちでは、20年も行っていて問題は起きていません。」犬歯との連結については 単独では弱いとの返事でした。気のせいなのかもしれませんが、チタンは扱っていないため、こういう言い方をして明確な答えを避けたようにさえ感じられ、長く信頼して通院していただけに少しがっかりしました。 質問ですが 現在、バイオセラム(人工サファイヤ)によるインプラントはどういう状況にあるのでしょうか。古い技術なのでしょうか。手入れにもよるでしょうが、長い目で見た時チタンのほうが長く持つということはないでしょうか。 32歳 男性
A 現在インプラント治療においてはチタンフィクスチャーが主流のようですが、バイオセラムも現在取り扱っている先生は多くいらっしゃると思います。
インプラント治療の長期の安定性につきましては、やはり、適切な診断・手術をして術後のメンテナンスが重要となってくると思います。
私はチタン製のフィクスチャーしか使用したことがありませんので当院での比較データはありませんが、インプラント界の流れはチタン製のようです。
Q 2年前インプラントを2本入れました。歯を1本入れましたが1週間ほどで、ぐらぐらし、健康な歯とアルミのようなもので接合したので、他の病院に行った所、すべてやり直しとのこと。 そのままにして2年経過 歯茎が腫れて病院に行きました。歯茎の中の骨に炎症インプラントと自分の歯もぬかれ、歯茎の中の骨が浅いのでインプラントは無理入れ歯の方がよいとのこと。 何か方法は、ないものでしょうか。 52歳 女性
A ご質問の内容から判断致しますと、前回のインプラント治療で何らかの原因により感染をしてしまった事が予想されます。
再度インプラント治療を行いたいのでしょうか?
実際にお口のなかを拝見してみないと適切なアドバイスはできませんが、現在のインプラント治療のなかで骨移植による骨増大法など様々な方法により今まではインプラント治療が困難であったケースでもインプラント治療が可能になってきております。
まずは十分に精査されて治療を開始すべきと考えます。
Q インプラント治療を考えています。 保険を極力使っていきたいのですが、可能でしょうか。 41歳 男性
A 残念ながら、今のところインプラント治療は健康保険の適用となっておりません。
Q 先日歯医者にいきました。前歯のレントゲンをとったところ、前歯二本のうち一本は神経がなくもう一本の歯の根元が黒くうつってて、うみがたまってるからとらなきゃいけない、そのために神経もぬくといわれました。こういう場合神経をぬかなきゃいけないのでしょうか? また前歯二本が少しでているので矯正をしたかったのですが、そのこうを伝えると、前歯二本を根元までけずっていわゆる差し歯にするといいといわれました。差し歯をしたことがないので、なんとなく抵抗があります。というのも勝手なイメージで差し歯はそのうちとれたり、なんか不具合があるイメージがあるからです。ちがってるかもしれませんが、やはり、一本は神経なしで、もう一本も治療しないといけない場合おもいきって、二本を差し歯にするべきなのでしょうか? 選択に悩んでいます。アドバイスお願いします。 26歳 女性
A 膿がたまっているということはその歯は神経が死んでいる可能性が非常に高いため、根の掃除(根管治療)が必要となります。
審美的な要素から考えますと、前歯2本(1本は神経が残っている歯、もう1本は神経をとっている歯)を削って差し歯にすると見た目には満足行く形となると思いますが、上の前歯に相対する下の前歯の状態等を注意して計画を立てていかないと、おっしゃる様に不具合を生ずる可能性もあります。
そのあたりをかかりつけの先生にご相談されてみてはいかがでしょうか?
Q 前歯4本12が原因不明で歯の根が横から溶けているといわれ、(神経はとっています) あと、1,2年は持つといわれましたが、義歯よりインプラントを希望したために4本の歯のどれかが腫れたり痛くなったら4本全部抜いて4本インプラントを埋め込むといわれました。前歯12の4本のインプラントは聞いたことがないので不安ですし、審美的にも心配です。また、全身麻酔をするといわれましたのでそれも怖い気がします。 また、現在歯根端切除をしたために健康な骨が削られています。4本の中の1本が少し痛いですし、それをがまんして、骨が固まるのを待ったほうがいいでしょうか?また、いつまで持つのでしょうか? 30歳 女性
A 前歯部のインプラントはおっしゃるように審美的な要素が重要となってきます。
確実な診断、検査が必要となってきます。しかしそれらをクリアできれば現在のインプラント治療では高いレベルで満足いただけると思います。
根の横から骨が溶けているということですが、かなり根尖性歯周病が進行しているように思えます。担当の先生の判断で抜歯すべきとなったときには早めに対処したほうがいいでしょう。
抜歯後に骨が固まるまで2~3ヶ月は待ったほうがいいでしょう。また、麻酔につきましては、局所麻酔、もしくは静脈内鎮静法下による治療でも十分対応できると思います。
Q 今現在インプラント治療も行える病院に虫歯治療で通っています。先日虫歯治療が済んだのですが、上前歯5本ブリッジの左端が歯軋りで欠けてしまい、急いで欠けた部分だけの補修をしてもらいました。実は下両端3本ずつが欠損してて、今噛む歯がありません(前歯はブリッジに負担がかかるため噛むのが怖いです)。 そこで前歯のブリッジのやり直しと、下の両端2本ずつ位をインプラントにしようかと考えていますが、どの方法が先生から見て最善方法なのか教えていただきたいと思います。まだ担当医には聞いていませんが、上前歯は欠けていない部分はまだしっかりしているとの事でした。全部インプラントは高額のため無理だと考えています。この相談室の内容を拝見して、インプラントの印象が怖くも感じています。良かった例も拝見したいのですが。 37歳 女性
A インプラント治療はすごく怖いイメージがあると思いますが、実際は抜歯程度の痛みとお考えいただければ結構かと思います。
園さんの下両端3本ずつ欠損というのは奥歯でしょうか?もし奥歯であれば、インプラント治療が可能な骨量・幅があれば間違いなくインプラント治療がBestと考えます。そして適正なかみ合わせを確保して上の前歯のブリッジを作製してはいかがでしょうか。
Q 前歯の、右2番は抜歯が必要だといういことでインプラントを考えているのですが、前歯左2番と左右1番の3本も根が溶けているので抜歯は時間の問題だということでした。 今の先生は右2番が悪くなったらあとの3本も抜歯してインプラントをするといわれましたが、また、別の先生は保存できる歯は延命治療をしてだめになった歯を1本ずつインプラントにするようなことをいわれました。審美的には、4本いっぺんにしたようがいいようですし、いま、4本ともインプラントを動かないように連立したほうがいいといわれました。1本ずつなら連結できないような気がしますし、ただ、4本いっぺんにインプラントをするのも怖いようなきがします。どうしたらよいでしょうか? 31歳 女性
A 実際にお口のなかを拝見していないので適切なアドバイスではないと思いますが、私の考えをお書き致します。 現状で保存不可能と言われている右上2番は早期に抜歯を行ったほうがいいと思います。(インプラントを成功させるためにはあまり骨のダメージがないほうがいいため)
残りの3本は、保存が可能であれば歯周病治療や根管治療等を施し、保存を優先に考えてあげたほうがいいと思います。
また、保存不能と判断された場合でインプラント治療をご希望される時は、早期に抜歯を行い、2ヶ月程待ってからインプラント埋入手術をされたほうがいいと思います。
ただし、前歯部のインプラントは審美的な要素が重要視されます。かかりつけの先生によく相談されて診断していただくことを希望します。
Q インプラントの手術を受け2ヶ月になります。下の奥歯右に2本、左に1本いれました。 左は良いのですが、右の1本を入れる際、神経を傷つけたとのことで、未だに右唇から顎にかけて、しびれがとれません。ドクターは1週間後に再手術をしてくれたのですが、しびれがとれないこともありうると言っています。本当にこのようなことが、この手術ではたびたび起こるのでしょうか?一生このように痺れが残り、感覚が麻痺してしますのでしょうか? これまでの症例がありましたら教えてください。 52歳 女性
A 手術された部位で麻痺がでるケースは、下歯槽神経にかなり接近した位置までインプラントを埋入したか、傷をつけてしまったかのどちらかかと思います。
ただし、後者の下歯槽神経を傷つけた場合は、現状よりも痛みや腫れ、しびれが強いと思います。
おそらく内容から判断致しますと、下歯槽神経に近接した位置まで埋入していることが考えられます。
この場合、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と月単位で症状が改善されると思いますが、長期における経過観察が必要となります。
Q 先日、通院している歯科医でインプラントを勧められました。歯根1本あたり30万ということでしたが、これば妥当な金額なのでしょうか?よくわからないないので、質問致します。現在、虫歯ながら奥歯がありますが、その歯を抜かなければならず、治療が終わるまで2~3ヶ月かかり、しばらく仮歯もない時期があるとのことでしたが、その状態で日常生活を送るには不安があります。 29歳 男性
A 都内ではインプラント治療1本あたり25~40万程のようです。
1本30万という金額は妥当な金額だと思います。

治療が終了するまでは、3ヶ月程かかります。特に3ヶ月程の間であれば、仮歯を装着しなくても周囲の歯には悪影響を及ぼすことはないと考えますが、生活する上で不備を感じるようであれば、主治医のDrにお聞きしてみてください。
Q 一年ほど前それまでしていた差し歯が抜け落ちてしまい近所の歯医者さんへ治療に行ったところ、何の了解もなくその隣の歯も抜かれワイヤーで渡した入れ歯になってしまいました。 入れ歯が初めてということもあるのかもしれませんが、食事もしづらく、しゃべると落ちてきてとても不自由しております。 娘に「インプラントにしてみたら」とこのホームページを紹介してもらいました。 通院している歯科に不信感でいっぱいなのと口を開けるのもつらい毎日が続いているのとで情けなく悲しい気持ちでいっぱいでしたが、インプラントにしたら普通に食べたり、笑ったりできるようになるのではないかと、わらにもすがる思いです。 年明けの診療が始まりましたら、すぐにでも一度お伺いし、診察をお願いしたいです。だいたいで結構なのですがインプラントの値段はいくら位するものなのか、また治療期間はどれくらいかかるのか教えてください。一年以上不自由な状態が続いているので一日も早く今の状態から解放されたいです。 58歳 女性
A インプラントの費用は、おおよそ1本30万~40万ぐらいとお考えください。
治療の期間は、上顎ですと7ヶ月位、下顎ですと4ヶ月位となると思います。
インプラント治療は、部位の骨質・骨幅・高さ等、十分精査が必要となります。主治医の先生と十分に話し合い、治療にかかる事をおすすめ致します。
Q 顎の骨の裏側(皮膚の上から触って、下顎の骨沿いの柔らかい部分)を深く押してみると、下歯の骨?みたいなものが触れるのですが、これは正常なことなのでしょうか?よろしければ、教えてください。
A お口のなかの歯は痛みとかはないのでしょうか?その触れるものはかたいですか?それとも軟らかめですか?そのような所見をお聞かせください。
Q インプラントを昨年末(第一段階として歯根部を)に施行したのですが、今日歯医者さんに診察してもらうと、感染をしているのでインプラントできないかもしれないと言われました。 インプラントした歯根部の感染率、感染した場合の対処方、感染した後に感染を治療し再度インプラントが可能となる確率について教えてください。 女性
A 昨年末にインプラントの1次手術(フィクスチャーの埋入)を行って、それが感染したということなのでしょうか?
その場合は、腫れたり出血したりしておりますのでしょうか?
もし、1次手術時の感染であれば早めに抜歯し、再度埋入手術を行うべきと考えます。
感染率は数字でのデーターはありませんが、比較的まれなことです。
早い時期での対応をおすすめ致します。
Q 去年の四月に右上の八重歯をインプラントにして歯の装着も終わったのですが、物を噛むと痛みがあって噛めません。それと指でさわるとチヨットぐらぐらするのですが失敗なのでしょうか。 前歯のほうなのでネジ固定をするとネジが見えるのでネジ固定では無いそうです。このままではかみ合わせが悪くなりそうで心配です。 30歳 女性
A 昨年の4月にインプラント治療を行ったということですが、インプラントのopeを4月に行ったということでしょうか? それとも上部構造(人工の歯)の装着を4月に終えたということでしょうか?
噛んだ時に痛むということはあまり良い状態ではないと思います。ぐらぐらゆれているのは、それがフィクスチャーなのか、それとも上部構造なのか見極める必要があり、対処法も違います。
いずれにしましても、主治医のDrに早期に受診されるべきと考えます。
Q 歯を先に抜いて 暫く経ってからインプラントを 行うというのは可能なのでしょうか? 可能であるなら、できればどれぐらいの期間が あいてもいいのでしょうか? 宜しくお願い致します。 27歳 女性
A 歯を抜いてしばらく経ってからのインプラント治療は可能です。
通常、インプラント治療を行っていくという計画のもとで抜歯する場合は、おおよそ3~6ヶ月は経ってからインプラントの手術を行うことがBestと考えます。
現在は抜歯と同時にインプラント手術を行うこともできるシステムがございますので、主治医の先生によくお聞きしてみてください。
Q インプラントを目的とした抜き方と そうでない抜き方の違いはどういった違いなのでしょうか? 6ヶ月以上間があくと良くないとのことですが、 具体的にはどう良くないのでしょうか? 噛みあわせで体調不良になる場合もあると聞きますし、抜いたあとなにか処置したほうが良いのでしょうか? 27歳 女性
A 抜歯の仕方に違いはございませんが、インプラント治療を前提としている場合は、抜歯する際、周囲の歯槽骨の状態を確認したり、抜歯後にコラーゲン線維をその部位に入れることも必要となってくるケースがあります。
6ヶ月以上あくと良くないということはございませんが、インプラント治療を行うと決めていらっしゃる場合は、それくらいのタイミングがBestということです。
抜歯については、一度インプラント治療を行っている歯科医院に受診していただくことをおすすめします。
歯がない状態を放置しておくと、かみ合わせがくるってきますし、全身的なバランスにも良くありません。
何らかの方法で対応してあげるべきと考えます。
Q 上下の奥歯全てと上の前歯がガタガタで悩んでいます。先の事を考えて、この際まとめて治療したいと考えているのですが、費用、治療期間も含めて不安でいっぱいです。おそらく全て義歯(インプラント)になると思うのですが、どんな治療手順になりますか?例えば3ヶ月程度の休暇を取って入院して治療できれば良いのですが・・・。 50歳 男性
A はじめまして、竹下と申します。
まず、インプラントの治療を考えていらっしゃるのなら、インプラント治療専門医を受診され、インプラント治療がおこなえるかどうか、診断していただくとともに先生との対話の中で、十分インプラント治療を理解していただく必要があります。
基本的にインプラント治療は上顎では七ヶ月、下顎では四ヶ月の治療の期間が必要となります。(三ヶ月の入院では難しいとおもいます。)
Q 永久歯は数本あるものの虫歯で他はさし歯で、ほぼ全部の歯がもう無くなる(使えない)状態です。全部の歯をインプラント治療するには大まかに,治療費はおいくらぐらいかかるのか知りたいです。 30歳 男性
A 人間の歯は全部で28本あります。すべて失っているからといって28本のインプラントが必要というわけではございません。
ちなみに、当院での上下総入れ歯の方のインプラントによる機能回復の
ケースでは、上下固定式(歯があった時と同じ状態)はおおよそ500~600万円ぐらい。上下取り外し式(インプラントで入れ歯を固定する状態)では200~300万円ぐらいとなっております。
インプラント1本の単価は平均すると30~40万円とお考えください。
インプラントの埋入本数は固定式の場合14~18本ぐらいでいいとおもいます。
期間は8~10か月は必要でしょう。
上部構造はハイブリットタイプになると思います。
ただし、その方のお口の中の状態によって費用は変動しますことをご理解ください。
Q インプラントの手術をするにあたって、歯医者さんから、特別な部屋ではなくいつも治療しているのと同じ部屋でしますので安心してくださいというふうに言われたのですが、インプラントは菌の少ない手術室(?)みたいな所でした方がよいというのを読んで、安心するどころかちょっと心配になってきてしまいました。また、約一本手術するのに90分かかると言われたのですが、やはりこれぐらいかかるものなのでしょうか?そして普通の診察室で手術することはよくあることなのでしょうか?歯医者さんによっても様々だとは思うのですが、自分のまわりに情報源がなくご相談させていただきました。すみませんがよろしくお願い致します。(ちょっと関係ないかもしれませんが・・・私は体調によってもどしてしまうことがあり(一ヶ月に一・二回くらい)、胃液で歯が溶けてしまわないか心配していますが、インプラントには何も影響はないですよね?) 33歳 女性
A インプラント治療においてのインプラント手術は理想的には隔離された
オペ室で行うことが望ましいと思います。
しかし、オペ室を完備してインプラントを専門的におこなっている歯科医院はそう多いものではないのが現状です。
できましたら、セカンドオピニオン的に他の先生を訪ねてみることもいいでしょう。
一本あたりの手術時間は縫合までいれて30分程度と考えます。
ただ、早いからいいというものではありません。
胃液についての問題は直接インプラントには影響ないと思います。
Q 中学時代に治療していた奥歯が、今から12年前に かぶせてあったものが取れ、そのまま放ってしまったために ひどい痛みが数日続きました。 痛みが治まった後に近くの歯科医院に診てもらったら、 「この歯はこれ以上治療できません。」と言われましたので、 一生このままの状態なのか、と思っていました(抜歯をしていません)。 最近ホームぺージでインプラントの事を知り(遅いですが)、 もしかして私でもできるのか、と思いました。 今その奥歯は歯茎に埋まっている所だけ残っています。 虫歯になって10年経ちますが、インプラントにする事ができるんでしょうか? それと、抜歯とインプラントをしておられる歯科医院を探しているのですが ご紹介していただけないでしょうか? 35歳 女性
A 主治医に保存不可能と言われた歯については、早めに抜歯をして、歯槽骨の治癒を待ってからインプラント治療をするようになると思います。
まずは、インプラント治療を行っている歯科医院を受診されることを致します。
Q 右上の一番奥は、1年前にう歯のため脱落し歯科医で抜歯しました。最近、その横の歯がう歯のため、脱落しました。インプラントをすることも考え、受診しました。レントゲンをとり、かみ合わせをみるための型をとりました。来週、詳しい説明をしていただく予定です。 レントゲンの所見では、右側はかみ合わせが悪いため、インプラントをするにも、下の歯を一部削るなどの処置がいる、とのことでした。またその場合、細かく診察した上で必要があれば、下の歯の神経を抜くこともあるとのことでした。下の歯は、かなり前にう歯の治療をしており、いずれまた治療の必要があるかもしれませんが、できるだけ歯は削りたくありません。しかし、やはりかみ合わせのことを考えると、決断した方がいいかとも思い、悩んでいます。 40歳 女性
A こんにちは、竹下と申します。
ご質問の内容を拝見しますと、下の歯を削る必要があるということは、
1、かみ合わせの安定を計る
2、上のインプラントのスペース確保
のために行うということと思いますが、主治医の判断がそのようなことであれば、インプラントの長い安定を計るためには処置として妥当と考えます。
ただ、下の歯の神経は取りたくないですね。
Q 上顎の骨が薄くてインプラントができないと言われ、骨移植は高額でしかも入院が必要でサラリーマンには向かないと歯科医から言われています。現在、部分義歯で半分をかぶせてあります。ブリッジ一本でとめていますが中が二本折れていて、いつとれてもおかしくない状態です。取れ次第、全部入れ歯にしなければならないといわれています。又、上顎が逆歯で入れ歯をくっつける面積が少ないのでとれやすいものになるといわれています。何か対処方を教えてください。 43歳 男性
A 拝見してみないと適切なアドバイスはできませんが、
今のインプラント治療のテクニックの向上を考えますと、
骨の移植手術での入院治療はごく稀と思います。
かみ合わせの関係上、総入れ歯は難しいと思いますが、
インプラントが2本でもいれることができれば、だいぶん安定は 見込めると思います。
Q 1989年に勤務先の近くの歯科医院で、左上の奥歯二本のインプラントをしてもらい、順調に使っていたのですが、1998年に家の近くの歯科医院で診てもらうと、埋め込んだ骨が収縮してしまい、金具が歯茎に埋まっているだけの状態になってしまっているといわれ、金具を取り除き、今は犬歯一本に架けているだけで、そこから奥の三本の入れ歯にしているのですが、何回調整してもらっても外れやすく、もう一度インプラントができないものかと思っているのですが、歯茎の骨が後退してしまっていたらできないのでしょうか。 56歳 男性
A インプラントを行ったところの歯槽骨が吸収(溶けている)と
いうことですが、早めにインプラント専門医に受診されたほうが
いいと思います。
再度、インプラントができるかどうかは、お口の中の状況や
レントゲンなどで確認のうえ診断してみないと何とも言えません。

何しろ、早期に対策をたてた方が良いと考えます。
Q 現在、左前歯が抜けてなくなっているのですが、残りの歯もぐらついているため全て抜いてしまい全てインプラントにしたいと思っています。 そのようなことはできるのでしょうか。 また、費用はどれくらいかかるのでしょうか? 57歳 女性
A インプラント治療は、当然、総入れ歯の方でも可能です。
ただし、それにはきっちりとした診断と技術が必要となって参ります。

費用ですが、インプラント治療は自由診療となります。
また、インプラントは決して失った本数だけ必要というわけでも
ございません。(実際に拝見してみないとわかりませんが。)
金額はインプラントの本数にもよりますが、200~400万円ぐらいではないでしょうか?
Q ずいぶん前から治療をしないといけないと思っていたのですが どんどんひどくなり恥ずかしくなって余計にいけなくなってしまい 現在15~16本は無い状態です。 インプラントでの治療にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか? また期間的にはどのくらいでインプラントでの治療は終了しますか? 33歳 男性
A 歯が15~16本無いと言う事ですが、インプラントは少なくとも
10本ぐらいは必要と考えます。(歯のない場所にもよりますが。)

費用は300~450万円ぐらいが必要となってくると思います。

期間はおおよそ7~10ヶ月ぐらいでしょう。
Q 前歯の5本をインプラントにするのですが、全部で190万程度だと言われました。 この治療費は妥当なのでしょうか? 25歳 女性
A 前歯を5本インプラント治療予定とのことですが、失っている歯が5本あって、その5本をインプラントにて機能回復予定ということでしょうか?

インプラント1本あたりの費用はおおよそ30~45万円ぐらいと思います。

ただし、5歯ないからといって5本のインプラントが必要と言うわけではありません。(拝見していないので適切なアドバイスではないかもしれませんが。)

190万円という費用はおおかた妥当といえると思いますが、そのあたりに不安を感じていらっしゃるようなら、セカンドオピニオンとして、主治医以外の意見も聞いてみては、いかがでしょうか?
Q 義母の事なのですが、下顎のインプラントをして3ヵ月が経ちます。術後直後より唇のしびれが今なお続いている状態です。治療中の医院での対応に疑問があり、このままインプラントをしていていいものかと悩んでおります。 ①しびれはどれくらい続くものなのか? ②今現在の時点でインプラントをはずした場合しびれがとれるのか?  また、はずした後に現在よりも状況が悪くならないのか? ③このまま上の歯をかぶせてインプラントを続けていいものか?  今後の処置方法としてどのようにするべきか? 30歳 女性
A インプラント手術後3ヶ月たった現在も麻痺がある状況はよくありません。
まず、どの部位に何本のインプラントを行ったか?お教えください。

しびれは、オペ後多少でることはございます。
痺れの原因は次のことが考えられます。
1、歯肉粘膜を切開剥離した際に、オトガイ孔というところを傷つけたか、剥離をしすぎた場合。
2、インプラント自体が下顎管にふれたか、その周囲の神経にふれたか。

が考えられます。

1の場合は一ヶ月単位で改善してくると思います。
2の場合はインプラントの撤去を前提として考えなければいけません。
この場合撤去した後にはゆっくり改善傾向に向かうと思いますが、
経過を慎重に見ていく必要があると考えます。

いずれにしましても、このまま治療を進めていくことはどうかと
思います。
主治医とよく相談してみたほうがいいでしょう。
Q 友人がインプラント治療していますが、治療中麻酔を20回位打たれ治療中震えと涙が止まらなかったそうです。痛みもひどく、痛み止めの錠剤を治療中に飲む始末だったそうです。麻酔をこんな回数使用することはあるのでしょうか。危険は無いのでしょうか?また、治療中歯科医を変更することができるのでしょうか?真剣に悩んでいるそうです。アドバイスお願い致します。 30歳 女性
A インプラントの治療中、麻酔を20回ぐらいおこなったということですが、僕の考えでは、麻酔をうつ回数は多すぎるのではないかと考えます。
確かに、歯科の麻酔が効きにくい患者さんもいらっしゃいますが、この患者さんがどの部位で何本ぐらいインプラントをおこなったかわかりませんが、麻酔の許容量というのもございますのでちょっと多いかな?と思います。
インプラントのシステムによっては治療中に転院することも可能です。
ただ、理想的にはインプラントの埋入手術をおこなった先生に診ていただくこと望ましいと思います。
Q 数年前に上顎奥歯にブリッジをしました。支えにする歯が治療中に化膿し、半年近く根の治療を受けました。上顎の近くに痛みが続いていたのですが、レントゲンでは病巣がなくなったと判断され治療が完了しました。その1ヵ月後、痛みを感じていた辺りが腫れ、歯茎が破れて膿が出るようになりました。2年後、顔が腫れ上がり抜歯をしました。それから2年近く経ち、現在その部分のインプラントを勧められています。しかし、上顎辺りに腫れが残っている感じがあります。耳鼻科では歯から来る蓄膿と診断され、レントゲンには頭蓋骨半分が濃で真っ白に写りました。耳鼻科の薬で濃はなくなり、それと共に上顎の腫れも引きました。しかし、薬を止めると元の状態に戻ってしまいます。歯の原因を取り除かない限り耳鼻科では完全に治すことはできないとのことでした。その旨を歯科医に伝えましたが、レントゲンでは歯茎に何も写らないとのことでどうにもなりません。私としては、インプラントをしたいと思っているのですが、もし耳鼻科の先生の言うとおりに歯茎に病巣が残っているとしたら、そこにインプラントをして大丈夫でしょうか?歯を抜いたときのように、インプラントの部分が化膿するのではないかと心配でなりません。 38歳 女性
A 内容から考えますと、歯性上顎洞炎ということでしょう。
この場合は、原因をしっかり究明し、それを完治させないかぎりはインプラント治療は尚早と考えます。
今のご様子ですと、耳鼻科、歯科両方の先生も原因はわかっていないような状況と思われますので、大学病院などの総合病院を受診して
まずは、歯性上顎洞炎(逆に鼻からくる鼻性上顎洞炎もありますが)
の治療を行ってから、インプラントをお考えになってはいかがでしょうか?
Q 私は昨年上顎奥歯にインプラントを植えました。そして今年上部構造 を付けて、完成しました。しかし、インプラント植立後に1ヶ月、鼻に異常な感じが ありましたが、自然に消えました。しかし、上部構造を付けた日から鼻に痺れや痛み が出て、現在はインプラント側の顔半分に痺れと痛みがあり、ペインクリニック(歯 科大)で治療を受けています。そこで、ぜひ教えていただきたいのですが、歯科大学 インプラント科では、上顎でこのような事をおこしたケースは初めてと言われました。多分三叉神経に何か起ったのだろうとのことでが。(三叉神経切断、圧迫、損 傷)本当に上顎でこのような事は珍しいのですか?インプラント科の先生はこう言う 事が起こる事を言えばインプラント自体が全てできなくなってしまうと言われました 今回の私のケースはたまたま、神経の固まりがある場所にインプラントを打ってしまったのではないかともいわれましたが、事前には判らない事だと言われました。 上顎のトラブルは上顎洞穿孔以外には本当にないのですか?よろしくお願い致します。 45歳 女性
A 上の奥歯ということですが、何番目の歯あたりに何本のインプラントを行いましたか?
また、サイナスリフトなどの補助的な手術は行いましたか?

私の経験、考えからも非常に稀なケースと考えます。
上顎の場合は、上顎洞の穿孔が一番多く考えられ、神経症状はごく稀に起こるという報告があります。

もう少し、判断材料が必要なので、もう一度ご連絡ください。
Q 今年の7月10日に、上奥から2番目の歯にインプラントの歯根であるチタンを埋め込みました。手術後のレントゲンで、其のチタンの歯根が両側の自分の歯根に平行に成っていませんで、斜めに埋まっていました。 歯科の知識は有りませんが、物理的に考えると上下に掛かる力と同じ方向にチタンの歯根が埋め込まれているのが一番、咀嚼する力に対して安定している事だと思います。斜めに埋め込まれた歯根の上に、無理やりトップを付けても「く」の字に曲げて歯根とトップを繋げる事になり、硬いものを噛んだ時に、簡単に折れる事に成ると思います。 まだ、チタンの歯根が骨に付かないうちに、 斜めに埋め込まれた歯根を、両側の歯根と平行に埋めなおして貰う方が、良いのではないかと思うのですが、専門家として、どのようにお考えに成りますか? 今、チタンの歯根の周りに骨に成る粉で歯根を固定すべく養成している状態なのだそうですが、平行にやり直した方が良ければやり直したいと思っています。 当の医師に相談しても良いのですが、やり直す気持ちが有るのでしたら、言ってる筈ですので、斜めに埋めても問題が無いと考えているようです。 50歳 女性
A 高原さんがおっしゃるように、かみ合わせに対して圧を均等に
うけるように残存歯とは平行にインプラントを埋入すべきと
私も考えます。
ただ、実際に高原さんのお口を拝見しているわけでは
ございませんので、適切なことはいえませんが、インプラントを
埋入するうえで歯槽骨の状態が大きく関係してきます。
ご自身の歯槽骨の状況によれば、やむを得ず斜めにインプラントを 埋入することもあるとは思いますが、その辺を主治医に
お聞きしてみてはいかがでしょうか?
Q 上の前歯二本さし歯なんですけど根っこは残ってます。でもその根っこが虫歯になっており、レーザー治療を行っているのですが、なかなか完治しません。アレルギーがあるので薬も使えません。 この差し歯をインプラントにしたいのですが前歯もインプラントできるのですか? 29歳 男性
A 前歯でもインプラント治療は可能です。
ただし、その歯が保存不可能かどうか、正確に吟味したほうがよろしいかと思います。
Q 歯の質が悪く上の歯はほとんどメタルボンドでつなげています。その歯の根っこも表に出てきて今や一本の歯で支えているのでそれをもう少し多くの歯で支えていくようなブリッジにしていき上の左上の歯は欠損と根が腐っているのでこれはインプラントしか方法が無いようですが、年齢的にいってまだ未婚ですが、この先結婚して妊娠ということも可能性があり、治療中に妊娠したらどうなるのかと治療する時期を考えております。ある程度治療していく上で麻酔なのもするでしょうから治療中に妊娠が分かれば治療はどうなるのでしょうか? 37歳 女性
A ご妊娠されてから注意することは、局所麻酔、レントゲン撮影、お薬の投薬などが考えられます。
安定期に入れば通常の歯科治療は問題ないかと思いますが、インプラント治療については上記のような処置が必要となりますので、ご妊娠される前か、出産後にインプラント治療を行うべきと考えます。

参考までに出産後(授乳中)に注意すべき点は、以下のように考えます。

なるべく薬剤を投与しないことが望ましいのですが、インプラント治療を行ううえでは、局所麻酔と術後の鎮痛剤、抗生剤の投与は必要となります。

抗生物質が母乳を介して新生児へ移行する量は微量なので、常用量で短期間なら問題ないと考えられていますが、インプラント治療後はおおよそ3~5日ぐらいはお薬が必要となります。もし可能であれば、服用中のみ一時的に粉ミルクなどの人工哺乳に変えるのもよいでしょう。

それも、難しいようなら、断乳できるようになってから、治療を受けるほうが望ましいと考えます。
Q インプラント治療を始めた時って、仮歯のようなものをつけてもらえるのでしょうか?何ヶ月もずっと歯抜けの状態で仕事に出るのは勇気が無いのでお尋ねします。 32歳 女性
A はじめまして、たけした歯科の竹下と申します。

何本欠損しているかにもよりますが、通常は仮歯はすぐにいれることは可能です。
歯がないという状況にはならないと思います。
Q インプラントの適応についての相談です。 8年前に、上顎骨骨折にてチタンプレート挿入しています。前歯2本欠損、2本はかなりのぐらつきがあり、その時かかっていた歯医者さんと相談し、前歯計6本をセラミックのブリッジにしました。 そのような歯でもインプラントにできるのか?費用はどれぐらいかかるのか?知りたいです。アドバイスお願いします。 28歳 女性
A はじめまして、たけした歯科の竹下と申します。
ご相談拝見しました。
この場合、インプラント治療を行ううえで、歯槽骨の状態がどうなのか?が重要となってきます。
それは、インプラントを行えるべき、歯槽骨の厚み、高さ、幅があるかということです。

これらを精査してからインプラント治療をすすめていくことを致します。
Q 去年11月に下奥歯左右の第7歯を抜きました。 歯科医は第6歯まであれば大丈夫だからインプラントは必要ないと言いました。 私としてはこのままでは、上の奥歯左右の第7歯がだめになってしまうということで何とか防ぎたいのです。 下奥歯左右の第7歯を抜いた後、インプラント治療はできないのでしょうか。 かみ合わせは上の左右の第7歯と下の歯第6歯は当たっておりません。だから上の健康な左右の第7歯は将来、下がってきて、抜くことになるとのことです。 これ以上歯を失いたくないのでご相談します。 54歳 男性
A はじめまして、たけした歯科の竹下と申します。
おっしゃるように、7番目の歯が抜けたままにしておくと様々な問題が生じます。

今後の治療方針としましては、
1、インプラントにて改善する方法(インプラントが行えるべき、歯槽骨の厚み・高さ・幅があるかどうか?精査する必要があります)

2、上の7番目の歯が下がってこないようにするために、上の6番目の歯と7番目の歯を削ってつなげる方法

3、延長ブリッジによる方法(下の5・6番目の歯を削って7番目の歯を作る) 以上が考えられます。

私は、インプラント治療が可能であれば最良の方法と考えます。
Q 現在、左下最奥歯がありません。 インプラント治療にしようか、迷って降りますが聞いた話では、かなり高額な治療費とのこと、 値段はどの位するものなのでしょうか?また、保険医療適用外なのは解りますが、どういう明細なのでしょうか。 よろしければ、教えてください。 43歳 男性
A はじめまして、たけした歯科の竹下です。
インプラント治療費は1歯30~40万円お考えください。
内訳は歯科医院によって異なりますが、上記金額で全ての治療費となるとお考えください。
Q インプラント治療後、将来にわたり調整等は必要とされるものでしょうか?必要とされる場合は、どの程度の周期でどの程度の費用が見込まれるものか教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。(前歯1本につき) 40歳 男性
A たけした歯科の竹下と申します。
ご相談拝見しました。インプラント治療後の検診のことですね。
検診は年に2~3回ぐらいとお考えください。費用は本数に限らず2000~5000円程度でしょう。(歯科医院によって異なります)
Q 前歯をブリッジしていますが、片方の歯の根っこの部分が折れて歯茎が腫れているようです。 もし根っこが折れていたら両方の糸切り歯を削って、差し歯の作り直しをしないといけないのでと言われました。 これ以上歯を削って差し歯を増やしたくないのです。前歯3本ともインプラントしたらいいのでしょうか?ちょっと怖いの半分と言う気持ちでとても沈んでいます。入院されたと言う人も聞きました。それで早く済むのであればその様にしたいと思います。適切なアドバイスお願いします。
A 歯の根が折れているとしたら残念ながらその歯は抜かなければなりません。但し、保存できるようなら処置をして保存する事がBESTと思います。
両方の糸切り歯は健康な虫歯のない歯ですか?
もし、健康な歯で抜歯するようになれば、おっしゃるようにインプラント治療が最適な方法と思います。
インプラント治療ですが、現在はかなり確立されて、安心して受診できるとおもいます。但し、誰もがインプラント治療ができるとは限りません。歯のないところの骨の状態、かみ合わせの状態、全身疾患の有無等よく精査して行う必要があります。
一般の診療所にかかっておられますか?おそらく入院は必要無いかと思います。
Q 真中の1本が、根っこが少なく歯茎の腫れにより取れやすくなっていました。両側が差し歯なのですが、真中の1本だけをインプラントにすることはできるのでしょうか?
A 基本的にその一本だけをインプラントにすることは可能とおもいます。但し、かみ合わせの状態や両側の歯の状態の精査を十分に行う必要があると思います。
Q インプラントって?
A インプラントの言葉の意味は「埋め込む」という意味です。
つまり人工の材料=金属(チタン)を顎の骨に強固に密着させることに歯の根の働きを回復するもので新しくかつ安全な治療法です。

インプラント治療を行った患者さんへ
メンテナンスのお知らせ

長い間の治療お疲れ様でした。装着した歯が良い状態を保てるよう、私達と一緒に頑張っていきましょう。
当院でのメンテナンスの実際をお知らせ致します。

定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です

定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です

ご自身の歯とインプラントは周囲組織構造が違います。インプラントは自覚症状なしで、周囲の炎症が進行しますのでご自身の歯と同様に、定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です。

定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です

ご自身の歯の歯肉炎とインプラント周囲粘膜炎は似たような反応を有します。周りの骨まで炎症は広がっていませんが、この状態を放置すると周囲骨の吸収が始まります。

定期的な検診及び歯科衛生士による口腔清掃が必要不可欠です

ご自身の歯の歯肉炎やインプラント周囲粘膜炎を放置すると周囲骨の吸収が始まります。更に放置するとご自身の歯やインプラントがぐらついてきて抜け落ちてしまいます。

メンテナンスの流れ

基本検査

視診
発赤・腫脹・歯肉の状態・歯石やプラークの付着確認、インプラント周囲粘膜の状態、上部構造の状態

触診
痛みや違和感の有無、滲出液や排膿の状態、上部構造の動揺の有無、プロービング

機械的清掃

セルフケアの指導、モチベーション

必要に応じてレントゲン撮影

歯科医師による咬合診査

歯科医師による咬合診査

私達も問診致しますが、全身状態についてお変わりがあった際には、お声掛けください。
1回のメンテナンス時間は30~45分を予定しております

当院歯科衛生士によるメンテナンスの実際

当院歯科衛生士によるメンテナンスの実際

フロッシング・スーパーフロス

フロッシング・スーパーフロス
フロッシング・スーパーフロス

本症例のように多数歯欠損もしくは無歯顎のインプラント患者さんのメンテナンスを実施しております。

フロッシング・スーパーフロス

ご家庭でのセルフケアについて

メンテナンス時にうまく磨けていなかった場所などは私達がお知らせ致します。 そのことを十分ご理解いただきご家庭での歯磨きを頑張ってください。私達は患者さんにあった口腔清掃用具をお伝えしておりますが、使用感など問題がある場合は何なりとお声掛けください。

ご家庭でのセルフケアについて

メンテナンスの間隔は患者さんによって異なります。 私達がその都度お知らせ致しますので、メンテナンスの時期が参りましたら、早めにご来院ください。

歯間ブラシ

歯間ブラシ

ワンタフト・ワンタフトシステマ

ワンタフト・ワンタフトシステマ

この2つの写真、どの歯がインプラントだかわかりますか?

この2つの写真、どの歯がインプラントだかわかりますか?

当院で使用しているアストラテックインプラントシステムは、骨吸収が非常に少なく、長期にわたり安定してます。そのことにより、歯肉の安定を認めるのです。歯肉の下にある歯槽骨が吸収するときれいな歯肉ラインは保てません。

奥歯1歯欠損 セメント固定式

奥歯1歯欠損 セメント固定式

右下6番欠損です

奥歯1歯欠損 セメント固定式

アバットメントと上部構造を装着したところです。
装着様式はセメント固定式です。
治療期間:3ヶ月

奥歯1歯欠損 スクリュー固定式

奥歯1歯欠損 スクリュー固定式

右下7番・左下6番欠損に対してインプラント治療を行いました。

奥歯1歯欠損 スクリュー固定式

上部構造はスクリュー固定式であり、
ねじを締めたのちにアクセスホールはレジンで蓋をします。
治療期間:4ヶ月

奥歯複数歯欠損 スクリュー固定式

奥歯複数歯欠損 スクリュー固定式

下顎左右の奥歯が欠損しています。

奥歯複数歯欠損 スクリュー固定式

左右2本ずつインプラントを埋入して、
スクリュー固定式上部構造を装着しました。
治療期間:7ヶ月(右側終了後、左側の治療を行いました)

奥歯複数歯欠損 スクリュー固定式(1歯ずつ装着)

奥歯複数歯欠損 スクリュー固定式(1歯ずつ装着)

右下3歯欠損しています。

奥歯複数歯欠損 スクリュー固定式(1歯ずつ装着)

スクリュー固定式上部構造をそれぞれ単独で装着しました。
治療期間:3ヶ月

前歯1歯欠損

前歯1歯欠損

右上前歯が大きな虫歯で歯根破折しています。

前歯1歯欠損

抜歯と同時にインプラントを埋入し、骨造成術を併用しました。
上部構造はスクリュー固定式で装着しました。
どの歯がインプラントかわからないと喜んでいただきました。
治療期間:4ヶ月半

すべての歯を失った症例
インプラントを4本埋入して取り外しの入れ歯を装着した症例
(ロケーター)

すべての歯を失った症例インプラントを4本埋入して取り外しの入れ歯を装着した症例(ロケーター)

上顎の入れ歯は落ちてくるので
インプラントで安定させたいということで
4本のインプラントを埋入して
ロケーターというものを利用して取り外しの入れ歯を安定させました。
治療期間:4ヶ月

すべての歯を失った症例インプラントを4本埋入して取り外しの入れ歯を装着した症例(ロケーター)

当院のインプラント治療が選ばれる理由

たけした歯科は1997年の開業以来多くの患者さんへインプラント治療を提供させていただき、多くの患者さんにインプラント治療の良さを体感していただいております。
患者さんへアンケートをお願いして『当院のインプラント治療が選ばれる理由』を考察してみました。

当院のインプラント治療が選ばれる理由

1.チームにて患者さんごとに治療計画のディカッションを行っている

2.当院で行った25年間のインプラント治療の検証を行っている

3.インプラント治療に適した環境作りを怠っていないこと

4.チームにて患者さんごとに治療計画のディカッションを行っている

5.患者さんのライフステージにあったインプラント治療を提供している

6.メンテナンスの重要性を理解し、異常を見極める目を持った歯科衛生士を育てていること

1、世界の潮流を常に意識している

インプラント治療は50年以上前にヨーロッパで初の臨床が行われました。日本では1980年代から欠損補綴の一つの治療法として治療行われておりましたが、欧米からの情報は少なく、科学的根拠(エビデンス)が乏しい状態で治療が行われていた記憶があります。私はインプラント治療を臨床導入したのが1997年からですが、基本的なことを日本で学び、2003年ぐらいから海外の大学での研鑽や私のメンターである東北大学顎顔面口腔外科学分野高橋哲教授のもとで臨床研究を重ね、歯学博士を取得致しました。医療は常に進歩を続けます。

1、世界の潮流を常に意識している

インプラント治療に対する考え方もこの30年で様々な変化がありました。それは現在も進行形です。少なくともその治療法の科学的根拠(エビデンス)を学ぶことはインプラント治療を行うもの者として継続して行う必要があると感じています。その科学的根拠(エビデンス)を得るためには、日本国内より海外で学ぶことが望ましいのが現状です。
私は過去に海外の学会参加は20回以上参加し、海外の大学での研修を6大学で行い、海外の著名な歯科医師からプライベートで学べる友人が5名おり、常に科学的根拠(エビデンス)のアップデートを行っております。それを私自身がまとめ、自院スタッフへ教育していくことが望ましいと考えております。
また、インプラント治療における日本人歯科医師の教育も行っており、2006年にIORというスタディーグループを設立し、インプラント治療技術を学ぶため、全国から多くの歯科医師は当院を訪れております。

2、当院で行った25年間のインプラント治療の検証を行っている

当院ではインプラント治療を行った患者さんのデータを大切に管理しています。そのことによりインプラント治療の良いところや改善点を術者自身が患者さんから学ばせていただき、ご来院いただく患者さんへより詳細なインプラント治療の情報をお伝えすることが可能となります。

2、当院で行った25年間のインプラント治療の検証を行っている

1997年以降、多くの患者さんのインプラント治療を行わせていただいております。1997年から2019年までのデータはインプラント埋入本数は約9000本、症例数は約3700症例となっており、自身が担当したインプラント治療のデータは莫大なものとなりました。

2、当院で行った25年間のインプラント治療の検証を行っている

プライベートクリニックがこれだけのデータを持っていることは少なく、実に大切なもので、インプラント治療への考え方や治療法などこのデータをもとに検証することが可能となります。私は海外で多くの科学的根拠(エビデンス)を学んできましたが、2006年以降からは自身が学ぶ(インプット)とともに自身の臨床データを参考に臨床研究を行い、その結果や考察した内容を国内外の学会や講演会で発表したり、海外のインプラント関連雑誌へ論文発表をしています。このことにより、後輩歯科医師の教育ができ、結果、多くの患者さんが安心安全なインプラント治療を受けることができるようになると信じております。

3、インプラント治療に適した環境作りを怠っていないこと

3、インプラント治療に適した環境作りを怠っていないこと

インプラント埋入手術を行う場所は清潔な場所が望ましいと考えます。治療技術の研鑽は医療従事者が行うものですが、設備に関しては医院単位で行う必要があります。人材を成長させ環境を整えることが大切と考えています。

当院はインプラント専用オペ室を用意しており、当たり前のことですが、医療器具においてはすべて滅菌処理をして手術にあたっています。患者さんの顎骨はそれぞれ異なります。骨の硬い患者さん、柔らかい患者さんそれぞれです。インプラント埋入においてはどの程度のトルク値をもってインプラントを埋入したのかを管理することは大変重要です。当院では患者さんそれぞれの埋入トルク値の管理をしており、術後の検証材料にもなっています。

 

また、手術前の患者さんの多くは不安を抱えています。術前には個室にて治療の説明を再度行うことで緊張が和らぐ患者さんが多い印象を持っております。

4、チームにて患者さんごとに治療計画のディカッションを行っている

インプラント治療を行う患者さんの多くは歯周病に罹患しており、全顎的な歯周病治療を施す必要があります。歯周病治療の中心に歯科衛生士がいます。また、インプラント治療は治療前処置~治療~メンテナンスを長きにわたり我々は患者さんに寄り添っていかなければなりません。
患者さんの背景や行おうとしている処置については歯科医師・歯科衛生士それぞれが理解していないといけません。

4、チームにて患者さんごとに治療計画のディカッションを行っている

たけした歯科では週に一度インプラント治療カンファレンスを行い、治療計画についてディスカッションの時間を設けており、患者さんの情報共有を行っております。そのことが安心・安全なインプラント治療につながると考えております。

5、患者さんのライフステージにあったインプラント治療を提供している

5、患者さんのライフステージにあったインプラント治療を提供している

当院でインプラント治療を行った患者さんの治療開始時の年齢について示しています。約7割が50歳以上の患者さんとなっております。インプラントは一生もつものとは言い切れません。私は最初に治療させていただいた患者さんは24年経過した現在でもしっかり機能しておりますが、残念ながら早期にトラブルをきたした症例も経験しております。私の印象は10~15年で修理改変が必要となってくることが多いと感じております。例えるなら、車のタイヤと一緒で歯(上部構造)はすり減ったり、破損(パンク)したりするものですので、異常が起きる前に定期的なチェックが大切となります。当院では治療開始時の患者さんのご年齢や背景を考慮しながら最低3つ程度のプランをご提示に患者に意思決定していただくようにしております。

6、メンテナンスの重要性を理解し、
異常を見極める目を持った歯科衛生士を育てていること

インプラント治療の成功のひとつにメンテナンスがあります。私の考えですが、治療計画立案から歯を装着する過程では歯科医師が中心となって取り組む必要がありますが、メンテンナンスの中心は歯科衛生士です。

6、メンテナンスの重要性を理解し、 異常を見極める目を持った歯科衛生士を育てていること

インプラント治療は治療を終了してからそれを長きにわたり良好な状態を保つために、長い長いメンテナンスが始まります。歯科衛生士は患者さんの内科的な変化やお口の中のちょっとした異常を見落とすことのないようにしなければなりません。
当院は11名の歯科衛生士が在籍しております。それぞれの臨床経験値は異なりますが、異常を見極める目を養うべく、日々研鑽しております。

また治療費についてはこちらのページをご参考にください。