歯学博士
元東北大学歯学部臨床教授
歯科医師臨床研修指導歯科医
日本口腔インプラント学会専門医
I.O.R.主宰
デンツプライアストラテックインプラントシステムEVアンバサダー
私は代々歯科医業を営む家の長男として大分県竹田市で育ち、大学進学時に九州の地を離れ、大学卒業後は都内の医療法人に5年間勤務しました。本来であれば地元に戻り父の医院を継ぐべきところですが、東京で研鑽していた私は「今、学んでいる治療技術を東京で!」という気持ちが徐々に生まれ、一大決心で父親に相談し、父親の寛大な心で東京の地に開業することができました。28歳の時でした。今の時代であれば考えにくい年齢だと思いますが、勤務医時代に多くの臨床経験を得ることができた私に不安の文字はありませんでした。今思うとゾッとしますけど(笑)今では背中を押してくれた父親に感謝しております。
平成9年に開業した練馬高野台は西武池袋線沿線にあり、平成6年に駅ができた場所で当時はまだ畑などが存在した住宅街です。現在、練馬高野台駅の1日乗降人数は約3万人で当院は駅から徒歩5分程度の場所にあり、平成18年までの10年間はテナント開業でしたが手狭になり、平成18年に現在地へ移転しました。移転のコンセプトは患者さん&スタッフにとって心地よい空間を造るということで、プライバシー確保・動線分離・院内感染管理を図りました。時代は令和に変わり、早いもので移転して14年経過しました。 この期間、様々な変化がありました。30人以上を雇用する法人となり、スタッフ教育や医院経営では随分悩みました。歯科医療を取り巻く環境にも変化があり、超高齢化社会を迎え訪問歯科診療の需要が高まり、医療機器はデジタル化され、時代に似合った歯科医院に変化をしていかなければなりません。今後も前向きに様々なことにチャレンジして、科学的な歯科治療を患者さんに提供できるよう頑張っていきたいと思っております。