インプラント矯正

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たけした歯科は、得意とするインプラント治療を矯正治療でも有効に活用しております。

インプラント矯正とは

インプラントを利用した矯正治療のことです。通常の矯正治療は歯を固定源としますが、インプラント矯正は固定源としてインプラントを利用します。

通常の矯正治療では固定源の歯と移動する歯は引張りあう、押されあう関係にあり、結局どちらの歯も動いてしまいます。また動かす方向も制限されてしまいます。
ではインプラントを固定源とすることで何が変わってくるのでしょうか。インプラント自体は移動しませんので、移動させたい歯を効率的に移動でき、また移動させることが難しかった方向に移動することが可能になります。
インプラント矯正を導入することで矯正治療の幅が広がり、治療期間も短縮化されます。

歯の圧下について

従来では歯の挺出には大がかりな矯正治療、または抜髄(神経を抜く)処置が必要でしたが、インプラント矯正を行うことによってこれらを回避できる場合があります。

インプラント矯正は1本だけの歯の移動が可能になり、矯正治療の煩わしさ、抜髄処置後のトラブルから回避できるメリットがあります。

こんな人が対象です

1)上顎や下顎の歯が前に出ている人で、後ろに引込めたい場合。
2)上顎の前歯が出てる人で、上に移動させたい場合。
3)歯列不正があり歯の欠損がある人。
4)歯が挺出(伸びている)して、圧下させたい場合。

★インプラント矯正で使用するインプラント
1)矯正用スクリュー(2〜3万円)
直径1.3oのスクリューで、10〜15分程度の処置ですみます。
腫れ、痛みなどはほとんどありません。
2)矯正用プレート (5万円)
強固な固定が必要な場合に使用します。
30分程度の処置ですが、術後数日間腫れが出る場合があります。
3)デンタルインプラント
欠損歯がある場合に使用します。デンタルインプラントに仮歯を装着し、歯を移動します。
確実な固定と仮歯を使用でき、治療終了後は修復物(かぶせ物)を装着します。あるいは矯正治療で歯を移動した後、デンタルインプラントによる治療を行います。

矯正用インプラントで治療した場合

インプラント矯正1 インプラント矯正2 インプラント矯正3
1.左上小臼歯が挺出しています。このままではスペースがなくて下顎にブリッジが入りません。
通常、小臼歯の神経を抜いて歯を短くして被せ物にしないといけませんが、今回矯正用インプラントで左上小臼歯を上方に移動させて、スペースを確保します。
2.矯正用インプラントを埋入してゴムで上方に牽引して、2か月経過したところです。
だいぶ移動してきました。
3.下顎にブリッジを装着したところです。左上の歯は削ってませんが、両隣の歯ときれいに並びました。
矯正用インプラントで、不必要な抜髄処置を避けることができました。